『大日本史料』 2編 2 正暦4年7月~長徳3年8月 p.127

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ゐりはてゝ、起きさせ給へるに、花のなけれは、あなあさまし、かの花はいつ, と倒し取るに、いとをかしくていはゝいはなむと、兼澄か事を思ひたるに, ちいにけると仰せらる、あかつき盜人ありといふなりつるは、猶枝なとを, の本に、唯よりによりて、引き倒し取りて、みそかにいきて、また暗からむに, て入りぬ、かもんつかさ參りて御格子まゐり、とのもりの女官御きよめま, つとめて、いみしうむとくなり、いと疾く起きて、泣きて別れむ顏に、心おと, らむとて驚かせ給ふに、殿の御方より、侍の者とも、けすなと來て、あまた花, やとも、よき人ならはいはまほしけれと、かの花盜む人はたれそ、あしかめ, 取れとこそ仰せられつれ、明け過きにけり、ふひんなるわさかな、とくとく, りといへは、笑ひていとゝ逃けて引きもていぬ、猶殿の御心はをかしうお, て、日なとにあたりて、凋みわるうなるたにわひしきに、雨のよる降りたる, りこそすれといふを聞かせ給ひて、けに雨のけはひしつるそかし、いかな, はすかし、枝ともにぬれまつはれつきて、いかに見るかひなからましと見, めさせ給はす、上日々に渡り、よるもおはします、君達なとおはすれは、御前, 人すくなく侍はねはいとよし、内の御使日々に參る、御前の櫻、色はまさら, 造花ノ櫻, ヲ撤ス, 正暦五年二月十七日, 一二七

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注記 (19)

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