『大日本史料』 2編 10 長和5年3月~7月 p.353

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にさふらふ時、大齋院より、めづらかなる物語やと、のぞませ給へるをりに、作りて, 此物語、いかなるよしにて作れりといふこと、さだかにしりがたし、あるは上東門院, 書といふも、此人名高き手かきなる故に、つくりていへるなるべし、又かの石山にこ, こよひは十五夜なりけりと、おぼし出てと侍り、といへるなども、いといとうけられ, もりて、かけりといひ、大般若經の料紙にかけりなどいへる、みな妄説也、行成卿清, 奉れりといふ説など、うけがたき事、かの七論にも、くはしくわきまへたるがごとし、, ず、もしこよひは十五夜也とあるをもて、十五夜に書たる證とせば、初音の卷に、け, もれるをりしも、八月十五夜の月、湖にうつりて、心のすみわたりけるまゝに、物語, へる、なにのめづらしげかあらむ、, ふは子日なりけりとあるなどをも、正月の子の日にかきたりとせんか、いともをさな, の風情の、心にうかひければ、まづ須磨明石の卷を、かき始めける故に、須磨卷に、, もし紫上の事を、すぐれてかけるによりての名ならむには、たはふれて若紫とのた本, 又西宮殿に、をさなき時、なれ奉れりといへるは、時代もたがへり、あるは石山にこ, つくれるゆゑよし, 行成源氏物, 語ヲ清書ス, トノ説モ傳, 會ナラン, 長和五年四月二十九日, 三五三

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  • 行成源氏物
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