『大日本史料』 2編 11 長和5年8月~寬仁元年6月 p.347

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昔、横川に惠心僧都とて、無并智者いまそかりける、徳行たけ、薫修年つもりて、法のしるし, 記入道は聞給へると傳承そ、かたしけなく侍る、是は僧都のさとれる實の心のそこをのへ, ともを施し給へる人也、或年の神無月の比、賀茂の社に詣てをはしける程に、いかにも心の, て、悲み給けるに、御戸のうちより、實にけたかき御聲にて、, の光も雲間なくなりぬ、しかあれとも、晴行雲の末の里人は月猶待らん物と見え侍、枯野の, すみて覺ゑ給へりけれは、御前に通夜し侍りけるに、時雨俄にさえとをり、嵐はけしくて、月, と付申され侍けれは、御殿をとろ〳〵しくうこきて、あら面白やと云御聲を、まのあたり内, ヨリ此カタ、付衣ト名テ著スルナリト云々, 草の原露のやとりしけかるらんと覺て、何となく哀なるに付ても、世の定なき事の思はれ, 衣ト裳ト各別ニ著スレハ其煩アリトテ、裳ヲ衣ニ閉付テ、源信僧都七大寺詣ヲセラレケリ、其, 〔撰集抄〕六惠心僧都賀茂社參籠事, と聞えけれは、僧都取あへす、, 月花のなさけもはてはあらはこそ, 常なき世には心ろとゝむな, 賀茂社ニ參, 神詠ヲ連ネ, 籠ス, テ納受ニ預, 付衣ノ製ハ, 源信ニ始ル, 寛仁元年六月十日, 三四七

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  • 賀茂社ニ參
  • 神詠ヲ連ネ
  • 籠ス
  • テ納受ニ預
  • 付衣ノ製ハ
  • 源信ニ始ル

  • 寛仁元年六月十日

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  • 三四七

注記 (22)

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