『大日本史料』 4編 11 建暦元年1月~2年11月 p.661

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佛しけれとも、其日もすき次の日も又くれぬ、只今臨終すへき心地もなか, 力も更におとろへす、程なくルも癒にける、後には時々行水を用けるとか, ゝ、これがのこれる故に臨終はのふるなるへしとそ申ける、人々驚きあは, 部大夫守朝をよひて切たる腹を引あけて、まろきもといふ物の殘て臨終, 心さきの程にまろき物のあるよしを申けれは、手を入て引切てなけすて, けれは、實に願往生の志の熾盛なるありさま、みる人みな〓をなかさぬは, のゝふると覺ゆるなり、よりて見よと申ける時そはしめて人しりにける, ひの水のかよふゆへなるへしとて、うがひをとゝめて塗香を用けるか、氣, てけれは、娑婆のいとはしく極樂のねかはしき志日に隨ていやまさりな, 尊願は正月一日の祝には、臨終の儀式をならして年ひさしくなれり、日來, のあらましたかはすして今日往生すへき故に延引しけると悦て、〓に念, なし、すこしきのいたみもなくて念佛しけるか、七日まてのひければ、うが, や、正月一日にもなりにけれは、死せすしては往生すべきみちなきゆへに, れは、今一日もとくまいりたくて、かくはからひぬるよしをかきくどき申, もなりぬ、あへて苦痛なし、只今臨終すへき心地もなかりけれは、子息の民, 瘡痍自ラ, 癒ユ, 建暦二年正月二十五日, 六六一

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  • 瘡痍自ラ
  • 癒ユ

  • 建暦二年正月二十五日

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  • 六六一

注記 (19)

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