『大日本史料』 7編 12 応永16年7月~同年12月 p.31

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なしみに堪かねて、, めされて、内外の事隔てなく仰せ下され、暫くも御傍を離れたてまつらず、近習外樣の, じ給ふ、御中陰の間は、山科の安祥寺に人々みなこもりて、果の日に成しかは、裝束の, し、世を背きてすつる身なれは、音づれ來る友人だに今は中々うるさくそ覺ゆる、昔良, 峯の宗貞は、深草院につかうまつり、君の御おぼえ他に異なりしに、嘉祥三年に天皇崩, つにあつまれる心ちして、胸こがれ喉むせび、泣々御葬禮の御供をいたすにも、雨と降, 後苑のむかしの色に同しからずといへ共、深洞の月は影すみて、禪席の今の心に准ふべ, とよみて家にも歸らず遁世して、君の御菩提をとふらひ奉りける、花山の遍昭僧正とは, ゆく涙の色、餘所の見る目もあはれなり、かくて家にも立歸らず、直に遁世して、上總, 人々も、目さましき程に侍りける處に、思ひの外なるうれへに沈み、悲しき事は身ひと, 國長柄山に閑居し、おこなひすませるすみ染の衣のたもと苔深く、柴庵〓疎かにしては, 香煙に霧を薫じ、松戸局緩くしては懺悔の風しきりなり、岩畔の花は匂ひ幽かにして、, 籠居せられしか共、左兵衞佐滿兼いかにも此人に御あはれみの思ひふかく、日夜御前に, たもとをひるがへし、花の色々あらためて、をの〳〵家路に歸り給ふ、宗貞はいとゞか, みな人は花の袂に成にけり苔の衣よかはきたにせよ, 朝宗葬禮, ノ場ヨリ, 直ニ遁世, ヲ寵遇ス, 滿兼朝宗, ス, 應永十六年七月二十二日, 三一

頭注

  • 朝宗葬禮
  • ノ場ヨリ
  • 直ニ遁世
  • ヲ寵遇ス
  • 滿兼朝宗

  • 應永十六年七月二十二日

ノンブル

  • 三一

注記 (23)

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