『大日本古文書』 幕末外国関係文書 52 文久1年3月 p.176

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二人心に激するの餘り、如何樣の變を釀し成ん事も亦計り難し、是を以て當今の勢二付る、, 其萬全の處置を考るに、暫く兩港・兩都を開くの期限を緩くし、民心を安んじ、除ろに是を, 教導し、時至りて自から進むの期を待ん事、即ち前條に述るの一策にして、即今の時勢に協, た處置し難く、まして近きに狎て遠を計らざるは愚民の常なれは、強て是を遂んとせは、遂, て宜しと心得るも、亦人情之常態なれは、暫く其情理に從ひ、迫りて勸むる事なく、漸々に, へる謀は、恐くは他に求むべきなかるへし、右ハ我國のためのミならず、雙方の和親を永續, つも無據取扱にあらずや、故に先つ七年の間を延引し、我支干にては來る丁卯年の季、即ち, 貴國歴數千八百六十八年にいたり、これを開く事と治定致し度、一體時至るを待て是を行へ, は、力を勞せすして速に驗を見るべく、迫りて是を強る時は、理正しといへとも患隨て生す, 海に航する者の逆風を避て順風を待つが如く、時を工ふする事を惜ます、功を成すの時を待, 盛ならん事を希ふに至らん、此時に當て兩港・兩都を開かんは、豈難き事ならんや、譬へは, 導かは、貿易の道漸次に居合ひ、物價平準を得、舊來の俗隨る變革し、衆人盡く外國との交, るは、凡そ事理て自然にして、人より勸むる事は何事もあしくと覺へ、己より進む業はなべ, し、久敷貿易の利を受けんとの良計なるべしと、慥二思ひ定めぬ、尤貴國の條約は近く昨年, 文久元年三月, 一七六

  • 文久元年三月

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  • 一七六

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  • 1238,449,52,1677二人心に激するの餘り、如何樣の變を釀し成ん事も亦計り難し、是を以て當今の勢二付る、
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