『大日本史料』 1編 14 天禄 3年 7月~天延2年3月 p.92

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敵をたすけ、永き世の敵を打と宣へとも、更に心得すといふ、上人、實に汝心得ぬも, 念佛せは、往生は疑あるましけれと、自然親の敵なと持たらんもの、敵は猛勢にて近, いつの時か生死の海をわたらんと歎きて懺悔をなし、西方を念し、本願をたのまは、, 心不亂の教のまゝに、彼國へは生るへからすといふ、上人曰く、よく心得る者哉、此, むくひて、生々世々に討れんこと、なかく三途の妄執なり、今其念を飜し、敵をも念, とて、上人の御説法の場にあり、御念佛を聽聞し上人に問て云、他念をすてゝ一向に, 世にて假なる敵をたすけ、永き世の敵をうてと勸め給へは、何某、此世にてかりなる, 力をもふりすてゝ、たま〳〵受かたき佛體に同き人身をうけ、此生に此身を浮めすは、, てあやまたるゝは過去にてかれを害せし報ひなり、今又かれを害せは未來はかならす, 上人長門の國赤間か關にて、念佛を弘め給ひしに、石見國高津の何某、親の敵を打ん, 理りなり、此人界に生を受る事は、無始曠劫の因果により、生死に沈輪せり、現世に, 付くへき便もなくて、一生いたつらにして死せは、定て其妄念は殘へし、さあらは一, る所あれは、夢中に翁の來りて教しかは、御心に叶はすといふことなし、, 必一念彌陀佛即滅無量罪にして、永く安樂國に生るへし、さあらは此世にて假なる敵, ○繪, 略ス、, 高津ノ某ヲ, ニ於テ石見, 教化ス, 長門赤間關, 天祿三年九月十一日, 九二

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