『大日本史料』 1編 22 寛和元年正月~3月 p.279

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不思議の思ひをなし、觀世音の垂現うたかひなしとて、觀音丸とそ號しける、年月へ, ひしに、越前守貞行といふ人、祭田に出てかへりしに、あまたあるわらはの中に、ひ, しるく見え給ふ、九歳になり給ふとき、友たちかたらひて、田つらにいてゝあそひ給, る人の子にや侍るととひしかは、したかふ者、しか〳〵といふ、すなはち人をそへ、, かの家にをくり、この兒直人にあらし、かろくする事なかれといひつかはしける、そ, く、襁褓の内よりして、いとめつらかなるよそほひをそなへ給へれは、見きく人〳〵, れより後、いて給ふたひことに、天より四花ふり、地六種にふれり、天華を見る人は、, 給ふまゝに、いとよくをよすけたまふて、何事もさとく、天性聰明なれは、おひさき, し時の心ならひに、世中の事もしらて、家の内いとまつしけれは、せはき袖の内にさ, まよくおふしたてん事のかなひかたさをかなしみ給ふ、故郷のたつきすくなくなりぬ, とりのうへに、かたち紅蓮華のことくなる雲の蓋おほへり、かみあやしみて、いかな, 年月へ給ふまゝに、いよ〳〵非常の相あらはれ給ふ、されとおやたち、むかしよかり, れは、母君と共にしかの里にうつりすみ給ふ、その里に梵釋寺覺惠といふ人あり、此, 空にしられぬ雪かとあやまち、地動をきゝては、ふかぬ嵐になひく梢かとうたかふ、, 母ト志賀ニ, 移ル, 家貧ニシテ, 非常ノ相ア, 梵釋寺覺惠, 二會フ, 觀音ノ垂現, 寛和元年正月三日, 二七九

頭注

  • 母ト志賀ニ
  • 移ル
  • 家貧ニシテ
  • 非常ノ相ア
  • 梵釋寺覺惠
  • 二會フ
  • 觀音ノ垂現

  • 寛和元年正月三日

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  • 二七九

注記 (23)

  • 1748,696,70,2171不思議の思ひをなし、觀世音の垂現うたかひなしとて、觀音丸とそ號しける、年月へ
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