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りけれは、是より大殿に、, るに、大殿のもの見給ひけるにきこえ給ふける、, 御かへし, 三笠山春日の原の朝霧にかへりたつらむ今朝を社思へ, みかさ山麓の霧をかき分て秋をしるへに今やきぬらむ, をみ人のゆふかたかけて行道をおなし心に誰なかむらむ, 御かへし, 我宿のみきはにまちし秋風は半によくもすきにけるかな, いはし水臨時まつりのつかひ、とのゝ少將まひ人にてわたり給ひけ, 秋の夜は水こそことに増るらし月と露とのもるにまかせて, 小忌衣袂にきつゝ石清水心をなへてくますもあらなむ, 夜とともにすめるみきはの秋かせはつくるしるしもみえすも有哉, かへし, せきみの少將、春日の使したまふて歸り給ふ日、いみしう霧のたちた, 大殿より, 敏, 頼忠ト敦, 水祚元年六月二十六日, 四五三
頭注
- 敏
- 頼忠ト敦
柱
- 水祚元年六月二十六日
ノンブル
- 四五三
注記 (19)
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