『大日本史料』 2編 10 長和5年3月~7月 p.357

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よに此物語を、源氏六十帖といひて、そは天台の六十卷に擬ふといふ説、ひがこと也、, ゞ作りぬしの心のうちにある事にて、必しも後にそれを、こと〴〵く考へあつべきに, まなびのために、おどろかせるのみぞ、, るものゝ、つくりものがたりぞといふことをだに、わきまへざるしわざ也、これらは, すべてさやうの事は、後にあてゝいへば、似たることもあへることもあるものなれど、, と物どほし、又卷々の例、史記の本紀世家列傳によれりといふも、あたらぬこと也、, てさはいひなせるにこそはあらめ、たとひ六十帖あらむにても、天台の書の事は、い, しもあらず、とてもかくても有べきなれども、昔よりさだしあへる事なる故に、今も, 此物語は、五十四帖こそあれ、六十帖はよしなきを、かの天台の書にしひて合せむと, 浦に、源氏君の跡、長谷に、玉かづらの君の跡、などいひてあるたぐひは、みな事好め, そのおもむきを、いさゝかいふ也、さてついでにいはむ、五條に、夕貌君の跡、須磨, むげにをさなき事なれば、人のまどふべきにもあらざめるを、かくいふは、たゞうひ, ることもありて、すべて定まれることはあらざる也、おほかた此准據といふ事は、た, くさ〴〵の事, ナリ, ガ心中ノ事, 准據ハ作者, 長和五年四月二十九日, 三五七

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  • ガ心中ノ事
  • 准據ハ作者

  • 長和五年四月二十九日

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  • 三五七

注記 (19)

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