『大日本史料』 11編 20 天正13年9月 p.173

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にて討死せば、城をば敵に奪はれじ、返せや人々といふまゝに、鎗を横たへ折敷ければ、, れんには、假初の事に人を殺せば、人背くもとゐよ、國の大法を犯したるには異なりと, 通はす者の候ひしを誅せられきと、あらぬ事を態といひて、道雪の答を試みけり、道雪, しめて散々に戰ひける、其ひまに道雪城ちかく引取たるに、敵猶きびしく進み來て、城, 道雪の側に仕る女に心をかよはす者ありけるを、しらぬ體にてぞ有ける、是をしるもの, 有て、ある夜物語の時申けるは、東國の大將に、誰とはしらす候、寵愛の女に密に情を, 鎗は、此人々こそ能すれとて、鎗追取たるまねして譽られしかば、人々感じ〓を流し、, 打笑ひ、若きものゝ色に迷ひたるは、必しも誅せずとも有なん、人の上に居て君と仰が, 攻る時、道雪城を出て戰ひしに、大軍押懸り危かりしに、彼者大音上、亂ける味方を恥, ぞ語られける、彼者傳へ聞て心に慙、又道雪の仁愛に感ず、其後薩摩の軍鎧が嶽の城を, 門をたてあへぬ計也ければ、かの者又取て返し、武士の討死すべき所は爰にあり、各是, 前などに呼出し打笑ひ、道雪が士ふつゝかにこそあれ、されども軍に臨て火花を散し候, 此人の爲に命を捨んとはげみけり、, 〓常山紀談〕八道雪仁愛深かりし事, 宥ス, 侍女ニ情ヲ, 通ゼシ士ヲ, 天正十三年九月十一日, 一七三

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