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と可成行事そと、腰掛にて私語けり、兎角たゝは通るまし、此中の法度、例よ, り稠敷被申付候間、切腹無疑と何も思ひけれは、不便に思ひ、供より〓ると, んと思ひ、煩氣に成長屋へ歸り、草臥けれとも寐入もせす、夜具を打かつき、, 斯く談候て、退候はゝ、跡に穿鑿可有、然らは、退ても歸らては不成所也、とて, ものかれぬ道也、切腹被仰付候はゝ、外聞能樣に腹を切らせて給れと申て、, 出けれは、其事にてはなく、居間の庭に、竹にて垣を結ひ候に、中間共の結た, まし〳〵として居たりけり、供に出たる傍輩共是を聞、扨々無是非事也、何, 穿鑿あらは、隨分凌て見へし、其上にて不叶は、其時出て腹を切れ、手〓もつ, るは手際惡し、あれをこぞち、成程手際能結直せと被申付たり、扨は、彼事に, 退ましきに究たり、傍輩共申けるは、尤左樣に思ふも理也、乍去、退候て跡に, く走り候より外は有まし、今朝直に退きたらは、何たる難も有まし、各罷歸, 否、菊右衞門か部屋に我も〳〵と見舞、扨如何すへきと評議區々なり、とか, よかるへし、急け〳〵とすゝめける處へ、御傍輩衆何も御用之由、急に觸け, れは、すは此事そ、何とすへき事哉らんと、口々に悔み、取ものも不取敢、かけ, 門社うろたへ、たわけを盡したりと、死後の批判返々無念なり、いかゝはせ, 慶長九年三月二十日, 七三
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- 慶長九年三月二十日
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- 七三
注記 (17)
- 1575,659,70,2208と可成行事そと、腰掛にて私語けり、兎角たゝは通るまし、此中の法度、例よ
- 1459,649,69,2219り稠敷被申付候間、切腹無疑と何も思ひけれは、不便に思ひ、供より〓ると
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