『復古記』 復古記 5 明治元年閏4月26日 - 明治元年5月27日 p.674

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致ノ誠意、天地ノ神明照覽ヲ仰候樣致度候、頑愚ノ決心、定テ衆ノ意ニ相可悖ト考察候得共、惜テモ可惜ハ後世ノ名ニ候間、, ノ心中ヲ不察、不仁不慈ニ當可申哉ト、其處ハ深ク當惑候得共、聢トセシ證モ無事ニ恐怖シ、重キ孝貞ノ道ヲ失候事ハ成シ, 朝廷は對せられ御失敬の御事、其上御沙汰も有らせられ候御事故、龜之助樣御引移りも濟候上は、萬端御疲弊の折から、, に有らせられ候、且は宮樣御上洛の御事も、此御場合にては暫御猶豫御願遊し候へ共、何れ共御禮に御上洛遊はさす候ては、, 故、猶更相應に御扶持出來候樣遊はし度思しめし候間、宮樣御一分の御事は可成丈御省略筋之義、御勘辨遊ばし候思しめし, 難候、尤此誠心モ名聞ノ爲ニ盡シ候ニモ無候間、姦曲ノ人ハ何共言ハ言、かく迄誠實ヲ盡シ候上、不圖災モ有ハ、是天ノ罪, スル處ト覺悟シ、運ヲ天ニ任シ、此場合ニテノ上京暫御猶豫相願候決心ニ候、尤轉封相濟候上ハ、速ニ願出候心得ニ候間、, 何卒愚意ヲ諒察シ候樣、若輩ノ者共エ厚ク教諭ノ樣頼入候、去乍節義モ相立、一同安泰ノ策モ候ハヽ、覆藏無申出候樣致度, 應御手薄に相成申さぬ樣遊ばし度、竝に御家來向も男女共是又同樣難澁致し申さぬ樣遊ばし度候、男子向は妻子を養候事, 間、御事濟の上は御上洛御願遊はし候思しめしに有らせられ候間、かた〳〵御一分の御事は御省略の思しめしに有らせら, れ候、宮樣は朝廷御續柄には有らせられ候へ共、御當家え成らせられ候上は御家の御成行に御從遊はし候事、御當然に, 御家え對せられ候ては仰出されかね候御事乍、朝廷への御禮節御失遊はし候てはすませられぬ御事に有らせられ候, 再三再四熟勘候ニ、人間些五十年、長壽トテモ百歳ノ生命ノ爲ニ千歳迄不義ノ名ヲ殘シ候事ハ、實以殘念ノ事ニ候間、銘々, 暫ノ處辛抱シ、、此愚意ヲ體認シ、邪曲ノ鄙言聞ニ忍難義モ可有之候得共、聊モ懸念セス、心ヲ正路ニ置、誠心ヲ守、主從一, 其上萬ニ一ツモ不慮等ノ事有之候テハ不忍次第、不仁不慈ニモ當リ可申候間、節義ヲ捨速ニ上京可願ト一度ハ決定候得共、, 廿四日、田安え錦を以出し候書付寫、, 此度御家祿御高御減に付ては、諸事御變革に相成候御事と思しめし、右に付ては御先代樣方御察の御事共、御家祿御相, 候事、, 有らせられ候間、其邊御心配無樣にと思しめし、尤宮樣御一分の御事に有らせられ候間、天璋院樣御初御方々樣の御差, 復古記卷九十二(上)明治元年五月二十七日, 六七四

  • 復古記卷九十二(上)明治元年五月二十七日

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  • 六七四

注記 (21)

  • 1295,360,64,2624致ノ誠意、天地ノ神明照覽ヲ仰候樣致度候、頑愚ノ決心、定テ衆ノ意ニ相可悖ト考察候得共、惜テモ可惜ハ後世ノ名ニ候間、
  • 1644,374,64,2592ノ心中ヲ不察、不仁不慈ニ當可申哉ト、其處ハ深ク當惑候得共、聢トセシ證モ無事ニ恐怖シ、重キ孝貞ノ道ヲ失候事ハ成シ
  • 593,354,65,2606朝廷は對せられ御失敬の御事、其上御沙汰も有らせられ候御事故、龜之助樣御引移りも濟候上は、萬端御疲弊の折から、
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  • 769,355,65,2604故、猶更相應に御扶持出來候樣遊はし度思しめし候間、宮樣御一分の御事は可成丈御省略筋之義、御勘辨遊ばし候思しめし
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  • 856,355,66,2607應御手薄に相成申さぬ樣遊ばし度、竝に御家來向も男女共是又同樣難澁致し申さぬ樣遊ばし度候、男子向は妻子を養候事
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