『大日本史料』 2編 1 寬和2年6月~正暦4年6月 p.852

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む、藤大納言そ、かの院の別當におはせしかは、そのし給へる事なめり、これ, ち又返事しておかせ給へりけり、それを二つなから取りて、急き參りて、か, せ給ひて、今ひとすち御厨子のもとなりけるを、取り出てさせたまへれは、, ゝる事なむ侍りしと、うへもおはします御まへにて語り申し給ふを、宮は, とめて、藤大納言の御もとに、この御返しをしてさしおかせたれは、すなは, けれと、猶おそろしう言ひたる物忌をしはてむと念しくらして、またのつ, をうへの御まへ、宮なとに、とうきこしめさせはやと思ふに、いと心もとな, いとつれなく御覽して、藤大納言の手のさまにはあらて、法師にこそあめ, れとのたまはすれは、さはこはたれかしわさにか、すきすきしき上達部、僧, とかきたり、あさましくねたかりけるわさかな、たれかしたるにかあらむ、, いてあな心う、これおほせられよ、あなかしらいたや、いかて聞き侍らむと、, かうなとは誰かはある、それにやかれにやなと、おほめきゆかしかり給ふ, に、うへ、このわたりに見えしにこそは、いとよく似ためれと、うちほゝゑま, 仁和寺の僧正のにやと思へと、よもかゝることのたまはし、なほたれなら, たゝせめにせめ申して、恨み聞えて笑ひ給ふに、やうやう仰せられ出てゝ、, 正暦三年二月六日, 八五二

  • 正暦三年二月六日

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  • 八五二

注記 (17)

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