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向あり、御いさしのほとこそ哀なれ、されは佛も父母の恩深き事、大海のこ, んきする音、天をひゝかし地を動かす、則衆徒の愁に非ず、しかしなから我, なけき也、武士ともか射たる矢めといふは、則我身に當る、諸ノ人是を見よと, て、みこかたぬきたれは、左の脇の下に大なるかはらけの口計、かけ破れて, 武士に仰て、我を馬のひつめにけさせ、衆徒多く疵を蒙り、宮仕、せんたう、射, 事逆事也、一々の願の中に、八王子八講に於ては、佛事なれは〓受思召す、今, 誠に御身の毛立ち、御〓にくれて、なく〳〵御下向あり、いつ習はせ給ひた, 血流れたり、見る人身の毛たちて、恐しなとは云はかりなし、是はいかに我, る御あゆみならねとも、御子のかなしさに、人目をもつゝませ給はす御下, 給ひにけり、是を聞せ給ひけん、北の政所の御心の中、いかはかりなりけん、, 〓されぬ、三千の衆徒なく〳〵本山へかへりのほりて、をめきさけんてせ, 生に於ては叶ふまし、後生をはたすけ奉らん、疑ひ思召へからす、誠に親子, ひかことか、祈るとも叶ふまし、定業かきり有、我力及はすとて、山王上らせ, の〓ひ、恩愛の契りなれは、さこそかなしく思ひ給ふらめ、但しもろみちの, あれとも大殿の北の政所程の人を、爭てかそれに同座せさせ奉るへき、此, 嘉保二年十月二十四日, 九四三
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- 嘉保二年十月二十四日
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- 九四三
注記 (17)
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