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それはひかことにや侍りけん、, はしたるに、猶おほつかなく侍りとて、ついまつとりて、更に火ともして見, の給ひけるを、殿のうちにては、おのつから聞く人もはへらん、大極殿へわ, けれは、柱に簑きたる者のたちそひたる有けり、かれはたれそととひけれ, には人侍らてありなん、時光ひとりとて、簑笠きてなん有ける、大極殿にお, ておしへ申さゝりける程に、雨かきりなくふりて、くらやみしけかりける, 夜いてきて、今宵かのもの教へたてまつらんと申しけれは、歡ひてとくと, といふ笙の笛ふきに習ひ給ひけるに、大食調の入調をいま〳〵とて、年經, 納言、御母は宇治大納言隆國の女なり、管絃の道すくれておはしける、時光, は、武能となのりけれは、されはこそとて、その夜は教へ申さて歸りにけり, と申す人もありき、又かはかり心さし有とて、教へけりともきこえ侍りき、, たらせ給へといひけれは、さらにうしなととりよせておはしけるに、御供, となくなんおはしける。, はやすくも授けさりける、その大納言はさやうに道をたしなみて、やんこ, 昔の物の師はかくなん心ふかくて、た, 〔古事談, 〓道大納言宗俊、笙ハ時光之弟子也、大食調入調今ニトテ, ○續教訓抄, 異事ナシ, ○中, 略, 亭宅諸道, 六, 習フ, 雨ノ夜大, 大食調ヲ, 笙ヲ時光, ニ學ブ, 極殿ニ赴, ク, 承徳元年五月五日, 八〇二
割注
- ○續教訓抄
- 異事ナシ
- ○中
- 略
- 亭宅諸道
- 六
頭注
- 習フ
- 雨ノ夜大
- 大食調ヲ
- 笙ヲ時光
- ニ學ブ
- 極殿ニ赴
- ク
柱
- 承徳元年五月五日
ノンブル
- 八〇二
注記 (32)
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