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ふたつのたとへこそ、風情すくなく心あさからん人のさとりかたきこと, たとへは、秋の夕暮の空のけしきは、いろもなく聲もなし、いつくにいかな, にたる事も侍にや、これらをはいかてかたやすくまねひもし、さたにいひ, る故有へしともおほえねと、すゝろに〓のこほるゝかことし、是を心なき, しきさよなと、ほの〳〵みつけたるは、詞を盡して恨袖をしほりてみせん, よりも、心くるしうあはれもふかゝるへきかことし、又おさなき物なとは, きこえぬ事いひ出たるは、はかなきにつけてもいとをしく、きく所あるに, ふかく、言葉にも艶きはまりぬれは、たゝ徳はをのつからそなはるにこそ, たことはにあらはれぬ餘情、姿に見えぬけしきなるへし、心にもことはり, をはしりぬへし、またおさなきものゝらうたきか、かたことしてそれとも, よき女のうらめしき事あれと言葉にはあらはさす、ふかくしのひたるけ, ものは、さらにいみしとおもはす、たゝめにみゆる花もみちをそめて侍、又, もあらはさん、只みつから心うへき事也、又霧のたえまより秋の山をなか, こま〳〵といはすしてよりほかに、いかてかけしきを見てしらむや、この, むれは、みゆる所はほのかなれと、おくゆかしく、いかはかりもみちわたり, 建保元年十月十三日, 建保元年十月十三日, 七九四
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- 建保元年十月十三日
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- 七九四
注記 (18)
- 797,647,79,2213ふたつのたとへこそ、風情すくなく心あさからん人のさとりかたきこと
- 1614,663,79,2211たとへは、秋の夕暮の空のけしきは、いろもなく聲もなし、いつくにいかな
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- 1989,731,45,383建保元年十月十三日
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- 1965,2463,45,124七九四







