『大日本史料』 5編 2 貞応2年6月~嘉禄元年12月 p.169

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行過る袖も鹽屋の夕けふりたつとてあまのさひしとやみん, 雲のうす衣をかうふりて、忍ひやかにすく、彼釣魚のかけは、波の底に入て、, ゝめられて、暫く立れは、此浦の景趣は、ひそかに行人の心をまとふ、, もとゝろによる波は、水口かまひすしくのゝしれとも、晴くもりゆく月は、, 間、ひころの苦みにわかれて、七編のこもむしろにゆるめるといへとも、深, 牛漢漸あらはれ、月輪峰に廻りて、兎景初て幽なり、浦ふく松風は、臥もなら, 舟にのせ、驛路ひかしに通りて、譽號を濱名の橋にきく、時に日車西に馳て、, 黒白をわきまへ、白洲にたてる鷺は、心あれとも毛砂にまとへり、優興にと, 漏はこよひのとまりのめつらしきに目さめて、數双の松の下にたてり、磯, にはうすきけふり靡然となひきて、中天の雲片々たり、濱膠には決れるう, 魚のきもをこかし、夜舟の棹のうたは、まくらのうへに音つれて、客のねさ, はぬ旅の身にしみ、巖をあらふ浪の音は、聞もなれぬ老の耳にたつ、初更の, しほ涓焉とたまりて、數條の畝槭々たり、浪によるみるめは、心なけれとも、, 夕陽の影の中に橋本の宿にとまる、此泊は鼇海南に湛て、遊興をこきゆく, 花の色夏の望み貧して、南は范〓扁舟の泊り、波の聲夕の關に樂しふ、鹽屋, 橋本, 濱名ノ橋, 貞應二年雜載, 一六九

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  • 橋本
  • 濱名ノ橋

  • 貞應二年雜載

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  • 一六九

注記 (19)

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