Loading…
要素
頭注ノンブル
OCR テキスト
行過る袖も鹽屋の夕けふりたつとてあまのさひしとやみん, 雲のうす衣をかうふりて、忍ひやかにすく、彼釣魚のかけは、波の底に入て、, ゝめられて、暫く立れは、此浦の景趣は、ひそかに行人の心をまとふ、, もとゝろによる波は、水口かまひすしくのゝしれとも、晴くもりゆく月は、, 間、ひころの苦みにわかれて、七編のこもむしろにゆるめるといへとも、深, 牛漢漸あらはれ、月輪峰に廻りて、兎景初て幽なり、浦ふく松風は、臥もなら, 舟にのせ、驛路ひかしに通りて、譽號を濱名の橋にきく、時に日車西に馳て、, 黒白をわきまへ、白洲にたてる鷺は、心あれとも毛砂にまとへり、優興にと, 漏はこよひのとまりのめつらしきに目さめて、數双の松の下にたてり、磯, にはうすきけふり靡然となひきて、中天の雲片々たり、濱膠には決れるう, 魚のきもをこかし、夜舟の棹のうたは、まくらのうへに音つれて、客のねさ, はぬ旅の身にしみ、巖をあらふ浪の音は、聞もなれぬ老の耳にたつ、初更の, しほ涓焉とたまりて、數條の畝槭々たり、浪によるみるめは、心なけれとも、, 夕陽の影の中に橋本の宿にとまる、此泊は鼇海南に湛て、遊興をこきゆく, 花の色夏の望み貧して、南は范〓扁舟の泊り、波の聲夕の關に樂しふ、鹽屋, 橋本, 濱名ノ橋, 貞應二年雜載, 一六九
頭注
- 橋本
- 濱名ノ橋
柱
- 貞應二年雜載
ノンブル
- 一六九
注記 (19)
- 1321,703,62,1937行過る袖も鹽屋の夕けふりたつとてあまのさひしとやみん
- 381,623,68,2242雲のうす衣をかうふりて、忍ひやかにすく、彼釣魚のかけは、波の底に入て、
- 1437,643,63,2016ゝめられて、暫く立れは、此浦の景趣は、ひそかに行人の心をまとふ、
- 499,624,61,2241もとゝろによる波は、水口かまひすしくのゝしれとも、晴くもりゆく月は、
- 729,618,67,2234間、ひころの苦みにわかれて、七編のこもむしろにゆるめるといへとも、深
- 966,623,64,2235牛漢漸あらはれ、月輪峰に廻りて、兎景初て幽なり、浦ふく松風は、臥もなら
- 1080,625,67,2248舟にのせ、驛路ひかしに通りて、譽號を濱名の橋にきく、時に日車西に馳て、
- 1553,629,69,2231黒白をわきまへ、白洲にたてる鷺は、心あれとも毛砂にまとへり、優興にと
- 612,619,65,2233漏はこよひのとまりのめつらしきに目さめて、數双の松の下にたてり、磯
- 1793,638,62,2227にはうすきけふり靡然となひきて、中天の雲片々たり、濱膠には決れるう
- 262,615,70,2228魚のきもをこかし、夜舟の棹のうたは、まくらのうへに音つれて、客のねさ
- 847,629,63,2222はぬ旅の身にしみ、巖をあらふ浪の音は、聞もなれぬ老の耳にたつ、初更の
- 1675,631,62,2246しほ涓焉とたまりて、數條の畝槭々たり、浪によるみるめは、心なけれとも、
- 1201,622,64,2234夕陽の影の中に橋本の宿にとまる、此泊は鼇海南に湛て、遊興をこきゆく
- 1913,627,61,2238花の色夏の望み貧して、南は范〓扁舟の泊り、波の聲夕の關に樂しふ、鹽屋
- 1226,258,44,84橋本
- 1109,258,43,174濱名ノ橋
- 174,688,46,261貞應二年雜載
- 161,2445,43,112一六九







