『大日本史料』 5編 17 寛元元年12月~同2年7月 p.249

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かやつの東宿の前を過れは、そこらの人集りて、里も響くはかりに罵りあへり、けふは市, に、川端に立出てみれは、秋の最中の晴天、清き河瀬に映ろひて、照月なみも數みゆはか, りすみ渡れり、二千里の外の古人の心、遠く思ひやられて、旅のおもひいとゝ押へかたく, つくる序に、, せ給へる歌おもひ出られて、此うへは風情もめくらしかたけれは、賤しきことの葉をの, 覺ゆれは、月の影に筆を染つゝ、花洛を出て三日、株瀬川に宿して一宵、屡々幽吟を中秋, 雨わたりて、日影もみえぬ木の下道、あはれに心ほそし、こえ果ぬれは、不破の關屋なり、, かしは原と云所をたちて、美濃國關山にもかゝりぬ、谷川霧の底に音信、山風松の梢に時, しらさりき秋の半の今宵しもかゝる旅ねの月をみんとは, 萱屋の板庇年經にけりとみゆるにも、後京極攝政殿の、荒にしのちはたゝ秋の風とよま, こさんも中々に覺えて、爰をは空しくうち過ぬ、くゐせ川と云所にとまりて、夜更るほと, の日になむ當りたるとそいふなる、往還のたくひ手毎に空しからぬ家つとも、かのみて, 三五夜の月に傷ましめ、かつかつ遠情を先途一千里の雲に送るなと、ある家の障子に書, 道のへの木陰の清水むすふとてしはし凉まぬ旅人そなき, 不破の關, かしは原, かやつの東, 關山, くゐせ川, 市ノ日, 愃, 寛元二年二月十七日, 二四九

頭注

  • 不破の關
  • かしは原
  • かやつの東
  • 關山
  • くゐせ川
  • 市ノ日

  • 寛元二年二月十七日

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  • 二四九

注記 (23)

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