『大日本史料』 5編 17 寛元元年12月~同2年7月 p.253

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しか、, さても、此宿に一夜とまりたりしやとあり、軒ふりたるわらやの、所々まはらなるひまよ, しの草の庵所々みゆる、漁人釣客なとの栖にやあるらん、すゑ遠き野原なれは、つく〳〵, 砂のみありて、雪の積れるに似たり、其間に松たえ〳〵生渡りて、鹽風梢に音信、又あや, り、月のかけ曇なくさし入たる折しも、君とも數多みえし中に、すこし大人ひたるけはひ, に、木像の觀音おはします、御堂なと朽あれにけるにや、かりそめなる草の庵のうちに、, 行留る旅ねはいつもかはらねとわきて濱名の橋そ過うき, つく、ふるき名所也、朝たつ雲の名殘、いつくよりも心ほそし、, り、北南は眇々と遙にして、西は海の〓近し、錦花〓草のたくひはいともみえす、白き眞, と詠めゆく程に、うちつれたる旅人のかたるを聞けは、いつのころよりとはしらす、此原, にて、夜もすから床の下に晴天をみると忍ひやかにうち詠したりしこそ、心にくゝ覺え, なこり多く覺えなから、此宿をもうち出て行過るほとに、まひさはの原と云所に來にけ, 言のはの深き情は軒端もる月のかつらの色にみえにき, いたましめ、とまるたくひ夢を覺さすといふ事なし、みつうみにわたせる橋を、濱名とな, まひさはの, 濱名橋, 同觀音堂, 原, 寛元二年二月十七日, 二五三

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  • まひさはの
  • 濱名橋
  • 同觀音堂

  • 寛元二年二月十七日

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  • 二五三

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