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る大將程有ける痛はしさよ、武士たるもの、人の事とも思はれず、今日し人, 寄手大皷を打ち鐘を鳴し、九折なる山路を曳々聲を擧て攻上る、兼序は六, 一人活殘るものやある、互に一所に討死して、同し蓮に生れん事、よろこひ, に押寄すへしと云けれは、いや〳〵是は樂には有へからす、味方は悉く討, 十餘人を前後に備へ、驀地暗に〓て出る、寄手は元來城兵を小勢と見すま, 皸の音雲に響て、敵の陣にぞ聞へける、天人の影向カ、尾上に妻乞鹿の音か, にくれてそ居たりける、中嶋これを見て、こはおそれ給ふか旁、此中に誰か, 皸、桑名笛を仕り、兼平のきりをそ囃子ける、岡豐の城ぬ山高く聳ゆれは、笛, の上、明日は我身の上そかし、哀れ心の儘ならは、一瓶をも捧て訪はやとて、, 數を盡して討れつ、何の樂に通夜諷ふらん不敵さよ、惡さも惡し、いさ夜攻, 死す、其上俄の籠城なれは、兵粮も盡ぬへし、最後の酒宴と覺たり、天晴名あ, と、耳を澄して聞所に、城中の拍子の音にてそ候ひける、こはいかに、味方は, 〓を流す者もありしとかや、去程に東雲漸くたな引て、五更の天も明れば、, の中の悦なり、一さし舞ん、はやさせ給へと、兼序に小鞁をまいらせ、野田大, しけれは、何故にあ些れやすらふ〓お、我先に討んと喚叫そかけ向ふ、城兵, 永正六年五月是月, 七五〇
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- 永正六年五月是月
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- 七五〇
注記 (17)
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