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へ入たる粧は、このよの人とは思はれす、胸うち騷く計也、黄門は足もともたと〳〵, もし御所樣へ奉公をも望かと覺候と申けれは、黄門いとゝ嬉しけに聞とれ、早見ぬ戀, にあこかれ、いさ明日行てみるへしと宣へは、夫は餘り輕々しく候、是へ召よせられ, め籠居し給ふと披露して、主從四人、旅人の姿にさまを替、忍ひて平田へ行給ふ、折, ける、斯て御酒宴酣に及て、源右衞門を召て御盃を下されけり、其時若士に御めくは, しく歸り給ふか、わすれんとすれと忘られす、鷹狩に事よせて、源右衞門か家に立よ, 云けれは、畏候と裝束を改め、親子座敷に立出る、ゆきは恥かしけなる氣色にて出た, けあい申さす、素り富榮のものに候へは、深窓に養はれて、常には人にもみえす候、, り給ふへしとて、俄に平田へ泊り、鷹野に御越有、源右衞門か館を御宿にそ定められ, しもゆきは庭に出、梢を詠て居たりしか、此人々を見まいらせ、恥しけに打笑ひ、内, せ有けれは、頓て心得つゐ立て、源右衞門か妻も娘もともに出て、御を頂戴せよと, る粧、雲の鬢つら花の兒はせ、大液の芙蓉の紅、未央の柳のみとりにたとへ、六宮之, 粉黛顔色なしと云し唐の楊貴妃も、かゝる姿にや有けんと、黄門餘りの事に、二めと, 然るへしと申けれは、いや〳〵片時も早くみたきそとて、外へは、所勞にて保養のた, 天正元年九月十六日, 九五
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- 天正元年九月十六日
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- 九五
注記 (16)
- 1161,684,68,2176へ入たる粧は、このよの人とは思はれす、胸うち騷く計也、黄門は足もともたと〳〵
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