『大日本史料』 12編 28 元和三年九月~同年十二月 p.279

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今按するに、上にい〓る上京なる人とは、佐野三郎兵衞, の親類も皆對面して、努〳〵疎意あるまじ、向後隔なく申かはしまゐらせ, わたりける、おの〳〵あつと感し、つや〳〵返答にだに及はす、をとこがた, はりにめさせ給はゝ、陪膳をつとめ、御酌にほかへまつらんと、儉に演たり, 充といへども、舊里にかへるといふ、此麁客はかの鍛冶のをのこが〓なり, こ縫箔の玉の光も、よし野か藍染の麁服にけおされて、學ゝ色なくぞ見え, し詞の花のにほひあまりて、一門の女中、さしもきらめきてかざりしかの, といひし人なり。又眞名傳に、麁客について訴論あり、これによつて年季不, さて吉野此をのこが〓にて、訴などのくせちいできたるを、佐野氏はもと, 常の風にちりる、人の〓の葉のみぞ今世に殘れる、物みなかくの〓し云々, んと諾して、それ〳〵に盞事をはりて引ぬ、それよりしる、一家一門の憐愍, にもひもよらず、自今以後、公の家女としてほはかうまつり、御家門乃御まし, したしみ、あがてかぞへかたし、をしい哉、人生かきりあれは、吉野の花も無, よりあひおもふ中なるうへにて、情深きこゝろざしのいとすさうなりと, に今公の妻室になずらへさせ給ひ、ゆかりあるかたにおぼさんとや、中々, 採要、○大鏡流布本, ニハ、コノ條ヲ闕ク, 元和三年十一月二十二日, 二七九

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  • 採要、○大鏡流布本
  • ニハ、コノ條ヲ闕ク

  • 元和三年十一月二十二日

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  • 二七九

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