『大日本維新史料 編年之部』 1編 2 弘化3年6月~同年9月 p.324

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寸るの地ニは不足、夷狄の出城と寸るには足り申候地ニ可有之、, 一薩州は琉球を界として、同所ニ交易無之候得は、中山立切不申云〻抔可申と被察候へ共、, 其交易ニ付云〓、不可言義可有之、毎度故加州御同列の頃、下官と咄合歎息致候へき、扨, てけが出來可申候、御製造又御免にも相成候からは、御法度し荷船の外云〻は、常船し儀, にて、海軍艦には無之候へは、海軍艦し儀は、如何樣作り候ても、帆何本ろけ候ても、兎, 角便利を考候な、勝手ニ出來候やう、公の御達ニ致度事ニ候、, 中山は南北五七・東西五或は六斗ニな、しろも瓢の中央ニ城を構へ候姿ニ候得は、御申, り、堅牢ニ候得は、船は重く、帆一ッ二ッこては、當時の船よりも走り遲き道理にて、却, 聞し通り、丸ン城へもとゝき可申程の地勢、國とは申候へ共、全く一ツの洲也、諸侯を封, ニハ必利可有之、又御當代二相戍、琉球王を大名ニ被遊候ハゝ、後世への聞もよろしく、且年と是迄被遣候金銀被, へハ、非常の事有之候ても、老人妻子等も無之候へハ、働も存分二相成、且は何レも死地ニ陷り候ての戰爭故、防禦, ハ、夫を日本の舟と定め候かよろしく候、實の處を申候へハ、舟持共迄も公然と御免ニ相成不申候てハ、非常の, 御出來は、何共安心不致候、其上海舟の義ハ、敷も深く候へハ、内川へ入候事も不相成候へハ、荷舟の外、大舟不相成, 近來清國も、「イギリス」二餘, 程奪れ申候へハ、行〻不殘, 但シ、夷狄の如、舟異樣の虚飾ハ不, 致樣、御達二ても可然ぶ、舟の形ハ、, 云〻と申ハ、内川軍船の事ニ候へハ、海軍艦ゝ前ぬの通り、大舟程内川へ〓入不申事故、御懸念ニ不及樣存, 候、公邊之て海軍艦無之候て、防禦被遊兼候程二てハ、大名ハ大筒人數共少く候へハ、尚更の事二御座候、, 異樣ニ出來候へハ、必ス不便利ニ候へハ、如何樣製候とも其まゝニ致置候へハ、十ケ年斗の内ニハ、皆一ツ便利の形, 二相成可申候、今刀劍の形ハ、天下一統同樣ニ候へ共、追〻色〻の形ニ致し見候處、只今の形便利故、天下一統一, 形ニ相成申候て、是が日本の刀劍と相成申候、舟とても如右勝手ニ任セ候へハ、皆便利なる形の一ツニ落入候, 節は引張り足り不申、夫を况大名迄も御濟セ有之間敷樣ニてへ、乍恐公邊の御力斗二て、非常の節引張足り候程, ハ、夫を日本の舟と定め候かよろしく候、實の處を申候へハ、舟持共迄も公然と御免ニ相成不申候てハ、非常の, 奪れ候ニ疑無之候ニ付てへ、大論ニハ候へ共、下官が四閣老の中か、又ハ大隅・薩摩の主二候ハゝ、或は命を出し候, 御出來ハ、何共安心不致候、其上海舟の義ハ、敷も深く候へハ、内川へ入候事も不相成候へハ、荷舟の外、大舟不相〓, か、又は願候か二て、中山を初、大隅・薩摩の中ニて可然程土地を遣し、琉球へハ大隅・薩摩ゟ勤番を多く渡し置, へハ、非常の事有之候ても、老人妻子等も無之候へハ、働も存分ニ相成、且は何レも死地二陷り候ての戰爭故、防禦, ニハ必利可有之、又御當代ニ相成、琉球王を大名ニ被遊候ハゝ、後世への聞もよろしく、且年こ是迄被遣候金銀被, 琉球王ヲ封, ジテ諸侯ト, ナスベシ, 弘化三年七月十三日, 三二四

割注

  • 近來清國も、「イギリス」二餘
  • 程奪れ申候へハ、行〻不殘
  • 但シ、夷狄の如、舟異樣の虚飾ハ不
  • 致樣、御達二ても可然ぶ、舟の形ハ、
  • 云〻と申ハ、内川軍船の事ニ候へハ、海軍艦ゝ前ぬの通り、大舟程内川へ〓入不申事故、御懸念ニ不及樣存
  • 候、公邊之て海軍艦無之候て、防禦被遊兼候程二てハ、大名ハ大筒人數共少く候へハ、尚更の事二御座候、
  • 異樣ニ出來候へハ、必ス不便利ニ候へハ、如何樣製候とも其まゝニ致置候へハ、十ケ年斗の内ニハ、皆一ツ便利の形
  • 二相成可申候、今刀劍の形ハ、天下一統同樣ニ候へ共、追〻色〻の形ニ致し見候處、只今の形便利故、天下一統一
  • 形ニ相成申候て、是が日本の刀劍と相成申候、舟とても如右勝手ニ任セ候へハ、皆便利なる形の一ツニ落入候
  • 節は引張り足り不申、夫を况大名迄も御濟セ有之間敷樣ニてへ、乍恐公邊の御力斗二て、非常の節引張足り候程
  • ハ、夫を日本の舟と定め候かよろしく候、實の處を申候へハ、舟持共迄も公然と御免ニ相成不申候てハ、非常の
  • 奪れ候ニ疑無之候ニ付てへ、大論ニハ候へ共、下官が四閣老の中か、又ハ大隅・薩摩の主二候ハゝ、或は命を出し候
  • 御出來ハ、何共安心不致候、其上海舟の義ハ、敷も深く候へハ、内川へ入候事も不相成候へハ、荷舟の外、大舟不相〓
  • か、又は願候か二て、中山を初、大隅・薩摩の中ニて可然程土地を遣し、琉球へハ大隅・薩摩ゟ勤番を多く渡し置
  • へハ、非常の事有之候ても、老人妻子等も無之候へハ、働も存分ニ相成、且は何レも死地二陷り候ての戰爭故、防禦
  • ニハ必利可有之、又御當代ニ相成、琉球王を大名ニ被遊候ハゝ、後世への聞もよろしく、且年こ是迄被遣候金銀被

頭注

  • 琉球王ヲ封
  • ジテ諸侯ト
  • ナスベシ

  • 弘化三年七月十三日

ノンブル

  • 三二四

注記 (34)

  • 423,742,61,1598寸るの地ニは不足、夷狄の出城と寸るには足り申候地ニ可有之、
  • 892,704,66,2210一薩州は琉球を界として、同所ニ交易無之候得は、中山立切不申云〻抔可申と被察候へ共、
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  • 1716,750,64,2177てけが出來可申候、御製造又御免にも相成候からは、御法度し荷船の外云〻は、常船し儀
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