『大日本史料』 1編 3 延喜元年11月~8年雑載 p.315

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家を尊くすべき設けに、僞作しけむ事今見るが如し、かゝればト部家より, に見しらぬ事也、さるを所以なく中臣をば除きて、齋トとしるしたるは、自, の仕業かとも、いはまほしきこゝちするを、いかゞあらむ、猶考ふべし、とに, 出けむと云るも、違ふまじき事をおもふべし、又ト部家の僞作ならむ事を、, ゝるたぐひ數しらずおほし、なずらへて心すべし、, おろ〳〵心得たらむ上は、かの鹽尻、辨ト鈔、巫學譚弊等に聞え高き、兼倶卿, ろごりて、たれもまことゝ思ひためる、これはたいみじき僞書なるをや、か, 一菅原大臣のかき給へりといふ須磨の記といふ物などは、やゝよにひ, もかくにも此御遺誡の、世間の本は信がてなる物なり、學者よくおもふべ, 〔玉かつま〕二松嶋の日記といふ物, 〔群書一覽〕, 須磨記寫本一卷, し, 須磨記寫本, る菅原家に參り通ふよし云たりければ、此御遺誡はいかにと問るに、さ, こは必所以ある事なめれど、さのみ口廣く, ひとゝせ野々口隆正訪來て、何くれと物談らひけるついでに、〇ねに〓あ, ればとよ其事なり、己もかねて心にかゝれば、其御家に參りそめし、すなは, ○上, も云がたしと語りき、是も亦不審き事なり, ぢまづ其事を打いでたりしに、さる書はありやなしや、名をだにしらずと, 紀行類, 宣ひしかば、甚く望を失ひたりしに、近頃おなじ卿の御筆を請て、或ひ北野, 三, 〓石ぶみを建たり、立よりて讀て見れば、さきにはしらずと宣ひし文なり、, 略, 須磨の記, 延喜三年二月二十五日, 三一五

割注

  • る菅原家に參り通ふよし云たりければ、此御遺誡はいかにと問るに、さ
  • こは必所以ある事なめれど、さのみ口廣く
  • ひとゝせ野々口隆正訪來て、何くれと物談らひけるついでに、〇ねに〓あ
  • ればとよ其事なり、己もかねて心にかゝれば、其御家に參りそめし、すなは
  • ○上
  • も云がたしと語りき、是も亦不審き事なり
  • ぢまづ其事を打いでたりしに、さる書はありやなしや、名をだにしらずと
  • 紀行類
  • 宣ひしかば、甚く望を失ひたりしに、近頃おなじ卿の御筆を請て、或ひ北野
  • 〓石ぶみを建たり、立よりて讀て見れば、さきにはしらずと宣ひし文なり、

頭注

  • 須磨の記

  • 延喜三年二月二十五日

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  • 三一五

注記 (29)

  • 1777,628,76,2216家を尊くすべき設けに、僞作しけむ事今見るが如し、かゝればト部家より
  • 1897,633,74,2211に見しらぬ事也、さるを所以なく中臣をば除きて、齋トとしるしたるは、自
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  • 1662,630,74,2230出けむと云るも、違ふまじき事をおもふべし、又ト部家の僞作ならむ事を、
  • 375,656,66,1494ゝるたぐひ數しらずおほし、なずらへて心すべし、
  • 1546,643,72,2209おろ〳〵心得たらむ上は、かの鹽尻、辨ト鈔、巫學譚弊等に聞え高き、兼倶卿
  • 495,645,70,2210ろごりて、たれもまことゝ思ひためる、これはたいみじき僞書なるをや、か
  • 609,747,69,2106一菅原大臣のかき給へりといふ須磨の記といふ物などは、やゝよにひ
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