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勢書之、奉宇多御門之由云へり、此儀可然、伊勢は七條の后宮の宮女たる間、, にや、黄門の心にも、以往の事なれば、おぼつかなくて思召けるなるべし、雖, 伊勢が墓は、攝津國古曾部と云所の上に、伊勢寺とてあり、古曾部は則能, 物語名字、非彼筆者、何稱伊勢乎と云へり、以是當流に用る題號は、或説云、伊, 下の歌、其外さもあらぬ事を、業平を主になして書る處多侍るべし、又或自, 彼宮に書て奉りし作物語也、其内業平身上に在ける事もあり、又萬葉集以, 就彼是有書落事等、上古之人、強不可尋其作者、唯可翫詞花言葉而已と侍る, 間當流に不用處也、又云、業平狩の使として、伊勢に下向せられ、齋宮に逢奉, 然於名字用伊勢筆作之義、於心者可翫詞花言葉之義用之者也、學者此義可, る事、此物語の及肝心之間、有此名云云、定家卿同奧書に破之、又同奧書に、此, 筆の本の奧書に、此物語、古人之説々不同、或稱在原中將自書、或稱伊勢筆作、, 者、伊勢の二字を男女と讀故也と云へり、此義京極黄門奧書に載られず、然, 思者歟、, 伊勢物語は、業平自記のありしに、伊勢筆を加へて、七條の后へ奉りし也、〓, 〔歌仙二葉抄〕上伊勢、右, 略, 伊勢物語, 書キテ宇, 伊勢物語, 多天皇ニ, 自記ニ伊, ハ伊勢ガ, 上ルトノ, 勢加筆ス, ハ業平ノ, 中宮ニ上, トノ説, レル作物, 語トノ説, 説, 天慶元年十一月五日, 三六三
頭注
- 伊勢物語
- 書キテ宇
- 多天皇ニ
- 自記ニ伊
- ハ伊勢ガ
- 上ルトノ
- 勢加筆ス
- ハ業平ノ
- 中宮ニ上
- トノ説
- レル作物
- 語トノ説
- 説
柱
- 天慶元年十一月五日
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- 三六三
注記 (32)
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