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ぬきに、よいほとに御くゝりあけて、なにいろにかいろある御そともの、ゆたちより, にたゝせ給て、滅罪生善、往生極樂といふぬかを、にしにむきて、あまたゝひつかせ, らはかすみわたりたるに、月はいみしうあかくて、御直衣のいとしろきに、こきさし, そおとろきて、いといみしうゝけたまはりしか、おきいてゝみたてまつりしかは、そ, 經をいみしうたうとく誦したまふ、大宮のほりにおはして、世尊寺へおはしましつき, ぬ、なをみけれは、ひんかしのたいのつまなる紅梅のいみしくさかりにさきたるした, 〳〵夜中なとにもなりやしぬらんとおもふほとにたちのきたまふを、いつかたへかと, たらひ、はかなきことをたにのたまはせさりけるに、いかなるおりにかありけん、細, 殿にたちより給へれは、れいならすめつらしう、ものかたりきこえさせけるか、やう, たまひけり、かへりて御ありさまかたりけれは、いと〳〵あはれにきゝたてまつらぬ, ならす、よのつねのきんたちなとのやうに、内わたりなとにて、をのつから女房とか, おほくこほれいてゝ侍し御やうたいなとよ、御かほのいろ月かけにはへていとしろく, ゆかしうて、人をつけたてまつりてみせけれは、北陣よりいてたまふほとより、法華, 人なし、このおきなも、そのころ、大宮なるところにやとりて侍しかは、御こゑにこ, 出ノ途次法, 世尊寺ニ退, 華經ヲ誦ス, 西方ヲ拜ス, 義孝ノ容姿, 天延二年九月十六日, 一一六
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- 出ノ途次法
- 世尊寺ニ退
- 華經ヲ誦ス
- 西方ヲ拜ス
- 義孝ノ容姿
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- 天延二年九月十六日
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- 一一六
注記 (21)
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