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のむめの木にゆきのいたうつもりたるをおりて、うちふらせたまへりしかは、御うへ, いとかなしうあはれにこそ侍しか、御ともには、わらは一人そさふらふめりし、又、, てみつき〳〵に御ともにまいりて、御ぬかつかせたまひしも、みたてまつり侍りき、, ことなれは、法華經御くちにつふやきて、紫檀のすゝの、水精の裝束したるひきかく, 御かりきぬ・うすいろの御さしぬき、いとはなやかならぬあはひにてさしいてたまへ, ちのありかたく、すゑのよにもさる人やいておはしましかたからんとまてこそみたま, りけるこそ、なか〳〵に心をつくしたる人よりはいみしうおはしましけれ、つねの御, 殿上の逍遙侍しとき、さらなり、こと人はみなこゝろ〳〵にかりしやうそくめてたう, をはしめたまへる、まつありかたき事そかし、なを〳〵おなしことのやうにおほえ侍, せられたりけるに、このとのは、いたうまたれたまひて、しろき御そともに、香染の, へしか、ゆきのいみしうふりたりし日、一條左大臣とのにまいらせたまひて、御まへ, みえさせ給しに、ひんくきのけちえんにめてたくこそまことにおはしましゝか、やか, してもちたまひける御よういなとの、いうにこそおはしましけれ、おほかた一生精進, れと、いみしうみ給きゝをきつることは、まうさまほしう、このとのは、おほんかた, 源雅信ノ第, 珠數ヲ持ツ, 殿上ノ逍遙, ニモ紫檀ノ, ニ赴ク, 天延二年九月十六日, 一一七
頭注
- 源雅信ノ第
- 珠數ヲ持ツ
- 殿上ノ逍遙
- ニモ紫檀ノ
- ニ赴ク
柱
- 天延二年九月十六日
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- 一一七
注記 (21)
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