『大日本史料』 1編 22 寛和元年正月~3月 p.320

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の大蛇雪の消るか如く消うせたり、多の僧も跡影もなくなりけり、扨すこし尋常の心, に、漸く近付時、我しきりに身體こそりて痛疼し、心雲霧に覆はれたるか如くになり, 十一面觀音菩薩の像あり、禮拜恭敬して、眞實に祈念し奉りけれは、暫時の間に、件, 付て、程なく本復したるなり、彼苦の間四五日を歴たりき、爰に於て件のありさまを, 御堂も實にあり、十一面觀音は則慈惠大師の本身なりとて安置したるなり、然れは我, かりて、我を〓んとすれは、衆僧急に加持す、かくの如くする事兩三度に及ひたり、, 許なる大蛇あらはれ、毒氣を吐、〓を吹て、我を目繋て飛あかり、谷を越んとする程, の僧ありて、我を中に圍て經をよみ、神呪を誦せられけり、時に向の峯より、長十丈, に參て祈れよと云れけれは、我仰て彼所を見れは、小き堂あり、即いたりて見けれは、, て苦みたり、衆僧これを見て、相共に力を合せ、念珠すり、印を結ひなとして、急に, 神呪を誦せられけれは、大蛇力弱て谷底へ轉落たり、されとも、猶屈せす、また起あ, 想像は、夢にもあらす現にもあらす、而も其山谷の體まことの横川と少も相違なし、, 毒蛇の勢甚強くして、輙く降伏し難き所に、一人の僧申されけるは、向の峯なる御堂, 鬼病は偏に大師の擁護によりて〓れたりとそ、喜ひ申されける、, ○中, 略, 寛和元年正月三日, 三二〇

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  • ○中

  • 寛和元年正月三日

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  • 三二〇

注記 (18)

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