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しき道におもむかんとて、終に我とひとしく佛道に心させし宮女八人を, 寫山へつき侍りぬ、性空上人は、多年法華修行の功つもり、六根清淨を得た, かさねてのたまひけるは、我室内にあるうへは、さのみおそれはなき事そ, 根清淨の貴僧なりと傳へ聞、急きまみへ奉りて、妙なる御のりをうけ、すゝ, 秋、書寫山へとおもむきける、九重のうちを立出て、秋も半の事なるに、四方, と念願しける、折節播州書寫山にまします性空上人は、法華修行の名徳、六, の山々さひしくて、あわれもよふすむしの音も、われを問かとおもひ草、露, て我々おもてを向ふへし、とやせんかくやせましとさわきしかは、上人の, 諸弟子達に告たまひけるは、明日の暮方に、鬼神八人我をたつねて來りな, まひし故に、彼の宮女都より尋ね來るへき事、かねてよりしろしめされて、, こもりたまへは、諸弟子聞て驚愕し、上人たに恐れまします鬼神等に、いか, けき袖のいとゝしく、かわくまもなき旅衣、日もかさなれは、ほともなく書, は、佛法弘通の爲に、鎭西の方へおもむきぬるよし答ふへし迚、持佛堂に入, ともない、夜半に宮中をしのひて、ほたいしんを先として、よわひ三十五の, と、しめししつめたまひける、扨いつみ式部は、容顏美麗の玉貌、楊柳のいと, 性空ヲ訪, 書寫山ニ, 性空鬼來, 和泉式部, ルト稱シ, テ持佛堂, ニ避ク, フ, 寛弘四年三月十日, 八三二
頭注
- 性空ヲ訪
- 書寫山ニ
- 性空鬼來
- 和泉式部
- ルト稱シ
- テ持佛堂
- ニ避ク
- フ
柱
- 寛弘四年三月十日
ノンブル
- 八三二
注記 (25)
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