『大日本史料』 2編 10 長和5年3月~7月 p.198

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とけてふみはしりかきたるに、そのかたのさえある人、はかないこと葉のにほひも見, 人もこれをおとしめ思ふなるへし、さりとて、わか方のみところあり、ほかの人はめ, すみてみそかに見せて、とりかへし侍にしかは、ねたうこそ、いつみしきふといふ人, の宮わたりのこと、うもれたりなといふへかめるも、ことはりに侍る、齋院わたりの, も見しらし、物をもきゝとゝめしと、おもひあなつらんそ又わりなき、すへて人をも, とくかたはやすく、我こゝろをもちひんことはかたかへいわさを、さはおもはて、, まにこそ侍らさめれ、くちにまかせたることゝもに、かならすおかしき一ふしのめに, ゝ、その人ないおりは、すさましけにおもひて立いつる人々の、ことにふれつゝ、こ, こそ、おもしろうかきかはしける、されと、いつみはけしからぬかたこそあれ、うち, はるめれ、いと御らんせさせまほしう侍し文かきかな、人のかくしをきたりけるをぬ, とまるよみそへ侍り、それたに、人のよみたらん歌なむしことはりゐたらんは、いて, れ、物をもけいせさせ給は、をの〳〵の心よせの人をのつからとりとりにほのしりつ, え侍めり、うたは、いとおかしきこと、ものおほえかたのことはり、まことの歌よみさ, まつわれさかしに、人をなきになし、よをそしるほとに、心のきはのみこそ見えあら, 和泉式部, 長和五年四月二十九日, 一九八

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  • 和泉式部

  • 長和五年四月二十九日

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  • 一九八

注記 (17)

  • 563,606,56,2151とけてふみはしりかきたるに、そのかたのさえある人、はかないこと葉のにほひも見
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