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おくましきやうなり、すへて此人々とりとりにいとやさしくそ有ける、この心は、をと, しもに立たる人、夕殿螢飛と口すさみ、またつゝきてゆく人、かくれぬものは夏虫の, とて過るに、次なる人、ゆうなるこゑにて、螢火亂飛と打なかめたるに、又つゝきて, きえやすき露のいのちにくらふれはけにとゝこほる松の雪かな, なからんかほいなくて、ねすなきをしいたしたりけれは、さきなる女房、ものおそろ, の五人の女房は、天暦の御時、なしつほの五人の歌仙のうちに、一人は其頃清原元輔, たる空おほめきのほとも、あまりに色ふかくかなしくおほへけるに、いまひとりの、, なくむしよりもと思しにととりなしたりける、是又おもひいれたるほと、たへかたく, き后の宮にまいりて、めんたうにたゝすみけるに、うへより人のをとのあまたしけれ, もせてみさほにもゆるこそほたるこそなくむしよりもあわれなりけれといふ心也、こ, し、ほたるにも聲の有けるよとて、つや〳〵さはきたるけしきもなくて、うちしめり, 見て、さきにたちたる女房、ゆゝしのほたるや、雪をあつまたらんやうにこそみゆれ, は、さりもなくひきかくれてのそきけるに、御つほねのやり水に螢のおほくすたくを, と、はなやかにひとりこちたりける、とり〳〵にやさしく面白くて、なにといふ一ふし, 〔悦目抄〕ある殿上人、みな月の廿日あまりの比、いとくらかりけるに、やむ事な, 人ノ女房ノ, 性情, 紫式部等五, 長和五年四月二十九日, 二二五
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- 人ノ女房ノ
- 性情
- 紫式部等五
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- 長和五年四月二十九日
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- 二二五
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