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佛のまきれとなりぬへきか、罪ふかき事と思しられて、其さんけの爲に、此本を自か, きに、見馴し事のわすれす心に懸りて、其卷にはとあることの有しなと思はれて、念, 都の御房の許かとて、御供の者とも御車いれ參らせて候、ひか事に候やらむと、いふ, より思たる事は、かゝる身になりて、今は思まする事なく、後の世の事を心にかくへ, なれとも、幼くより、源氏と申草紙を深く心にそめて、面白く思しか、去年の春の比, にちとゐなほりたる、かほ・ことからみるに只人ともおほえす、物いはむとするに、耳, わたり候やらむといへは、女房すこしあやまりたる氣色にて、これは説經せさせ給僧, 候へ、ふし, えすといふ、女房、うるはしき人なとこそ東山の誰とは, の方より次第に顏の方へあかみて、つゝましけなる物から、申つけてはゝかりある事, 氣色也、これは物はちなとすへき, 時に、僧都、説經なと時々仕れとも、東山の邊よより、誰こそ御わたり有へしともおほ, き人にもかゝせてあまた候しを、ことさらやりて、經の料紙になして、みつから法花, んして申さはやといふ、其時僧都ちとよき衣、絹のけさかけて、障子のそへにゐたる, "やうなけれは、廣ちかひあけつ、尼御前御對面とおほしくて、北向にゐたるか西向, きの谷の底なる人なれは、申ともしり給はし、又名なと有程の者にても候はす、けさ, ○コノ下、源氏供養草子、ものにても候はすたゝしやうしをあけて申, ○コノ下、源氏供養草, 候はんといふ女房たにもはちさらんにほうしの物はちすへきノ四十六, 子、いふ事ノ三字アリ、, 字ア, 念佛ノ障碍, 反古トシテ, 源氏物語ヲ, タルニ依リ, 法華經ヲ寫, 中關白ノ女, 長和五年四月二十九日, 二八六
割注
- ○コノ下、源氏供養草子、ものにても候はすたゝしやうしをあけて申
- ○コノ下、源氏供養草
- 候はんといふ女房たにもはちさらんにほうしの物はちすへきノ四十六
- 子、いふ事ノ三字アリ、
- 字ア
頭注
- 念佛ノ障碍
- 反古トシテ
- 源氏物語ヲ
- タルニ依リ
- 法華經ヲ寫
- 中關白ノ女
柱
- 長和五年四月二十九日
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- 二八六
注記 (29)
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