『大日本史料』 2編 25 万寿4年11月~12月 p.120

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花を見てのへに心をやりつれは宿にて千代の秋はへぬへし, しぬるとありしのち、ほとへて殿に歸いりたりしかは、辨内侍まいりあひて、兵衞, たよりあらはきても見よとやかすめまし今朝春めける梅の立えを, 督なんかゝる事のありしを、そのうたをしらさりしかは、ものもいはてなむやみに, かくなんわふるとたにかたれとなむのたまひしといふを、殿の御前きかせ給て、, し、のちに人にとひてなんきゝし、さはかりのはちなんなかりし、あふことあらは, むしたりしあしたに、辨内侍に一夜の御物かたりこそおもひいてらるれとて、, 春、門のかたを見いたしたれは、さねなりの兵衞督おりてたちたまへるを、おもひ, かけぬ心ちして、梅の立枝やとかきてたてまつりたりしかは、うちゑみてなむおは, いみしくわらはせ給ひき、さてまかてゝ二日はかりありて、しはすのうちにせちふ, 〓てしか〓のことありしをそのうたしらさりしかはものもいはてやみにきのちに人にとひてこそきゝしかさは, 入門集、春やまとのかたを児いたしたれはさねなりの兵衞督のたち給へりおもひかけぬこゝちせしかは車にのり, かりのはちにらうなかりしかあふおりあらはかくなむわふるとかたれとの給へといふをとのもきかせ給ていみ〓, たまふほとにむめのたち枝やとかきてたてまつりしをうちゑみてなんおはしぬるとありし後殿に辨内侍まいあ, 〔んイレ, ○桂宮本赤染衞門集、初, 句ヲ花を見しニ作ル, ○桂宮, 本赤染, うわらはせ給さてまかてゝふつかはかりあたりてせちふしたりし, にあしたに人の御ものかたりこそおもひいてられ侍して二作ル、, 略, ○中, 〓てしか〓のことありしをそのうたしらさりしかはものもいはてやみにきのちに人にとひてこそきゝしかさは, かりのはちにらうなかりしかあふおりあらはかくなむわふるとかたれとの給へといふをとのもきかせ給ていみ, たまふほとにむめのたち枝やとかきてたてまつりしをうちゑみてなんおはしぬるとありし後殿に辨内侍まいしあ, 衞門集、春やはとのかたを児いたしたれはさねなりの兵衞督のたち給へりおもひかけぬこゝちせしかは車にのり, 萬壽四年十二月四日, 一二〇

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  • ○桂宮本赤染衞門集、初
  • 句ヲ花を見しニ作ル
  • ○桂宮
  • 本赤染
  • うわらはせ給さてまかてゝふつかはかりあたりてせちふしたりし
  • にあしたに人の御ものかたりこそおもひいてられ侍して二作ル、
  • ○中
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  • かりのはちにらうなかりしかあふおりあらはかくなむわふるとかたれとの給へといふをとのもきかせ給ていみ
  • たまふほとにむめのたち枝やとかきてたてまつりしをうちゑみてなんおはしぬるとありし後殿に辨内侍まいしあ
  • 衞門集、春やはとのかたを児いたしたれはさねなりの兵衞督のたち給へりおもひかけぬこゝちせしかは車にのり

  • 萬壽四年十二月四日

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  • 一二〇

注記 (29)

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