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守殿みて、彼みやうふをうけとらせていはく、かやうにみやうふにおこたりふみをそ, とに、恒はうみをまはりてそよせ給はんすらん、舟はみな取かくしたれは、あさみち, るに、家のめくりなる郎等あはてはしりきていはく、上野殿はこの海の中に淺きみちの, をは我はかりこそしりたれ、すくにはえわたり給はし、濱をまはり給はん間には、とか, わなゝき〓〓にあはてゝいひけれは、忠恒かねてのしたくにたかひて、我すてにせめられ, 候けるより、おぼくの軍を引具して、すてにこイへ來給ひぬ、いかゝせさせ給はんと、, なんす、かやうにしたてたてまつらんと云て、たちまちにみやうふをかきて、ふみはさ, にすくれていみしき人におはしますと、いよ〳〵いはれ給けり、, とりて馬を引かへしけれは、軍共みなかへりけり、そのゝちよりいとゝ守殿をは、こと, くしり給へるは、けに人にすくれたる兵の道かなと、みなさゝやきさおちて、わたり給ほ, みにはさみてさし上て、小船に郎等一人のせてもたせて、むかへてまいらせたりけれは、, くもし逃もしてん、さうなくは、えせめ給はしとおもひて、心しつかに軍そろへてゐた, へていたす、すてにきたれるなり、されはあなかちにせむへきにあらすとて、この文を, 〔尊卑分脈, 平氏, 桓〓平氏, 忌常ノ事〓, 長元四年六月八日, 三1二四
割注
- 平氏
- 桓〓平氏
頭注
- 忌常ノ事〓
柱
- 長元四年六月八日
ノンブル
- 三1二四
注記 (19)
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