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素意と云者來る、用意あるへし、夢さめて客僧來れり、問に紀伊入道素意と, 人云、多武峯を錦端洞と曰、於是に紅葉を錦に喩ふ彼山ならんと心得て、延, 天王寺に詣つ、西門にして眼を掩て日想觀を凝す、晩景に貴女來云、, 久三歳春、多武峯に攀登る、先是に〓技圓壽か夢に、束帶の人來云、紀伊入道, 答、夢の驗を思て面談するに云、佛道修行の志侍り、止住の依所を給はらん、, 來の所存に、若出家せは素意と稱すへしと、其事符合して彌成悦豫、即彼別, 所の東圓房に寄住す、後に思惟すらく、紅葉の洞は何所そや、都鄙尋問に、或, 風猛山は粉河寺なり、此所にして出家受戒すへきにこそと心得て、律僧を, 尋て、東別所の能覺聖人に遇て志を遂つ、法名を尋るに素意と名付たり、年, 房といふ、住寺不退にして、十餘年に及ふ、和歌あり、, 花ころもきさらき山に色かへて紅葉の洞の月をなかめよ, 永保年中に、療病せんか爲に、和泉國の松村の江に寄宿す、近邊なるに依て、, 〓技忽に許諾す、南院と云所に草莱を披き、敷地を鐘りて、菴室を結て十字, をはりの雲を松村の江, 嘉保元年二月二十九日, 拾遺和歌集ニ同ジキヲ, ○とふ人もノ歌、前掲後, 略ス、, 以テ, 登ル, 庵室ヲ結, 多武峯ニ, テ出家ス, 素意ト稱, 天王寺ニ, 粉河寺ニ, 詣ヅ, ス, ブ, 二五四
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- 拾遺和歌集ニ同ジキヲ
- ○とふ人もノ歌、前掲後
- 略ス、
- 以テ
頭注
- 登ル
- 庵室ヲ結
- 多武峯ニ
- テ出家ス
- 素意ト稱
- 天王寺ニ
- 粉河寺ニ
- 詣ヅ
- ス
- ブ
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- 二五四
注記 (30)
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