『大日本史料』 3編 22 元永2年4月~元永2年7月 p.291

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つゆはそめきりたつのへのふちはかまふく秋風にほころひにけり, ましゐこゝろあるとをもちて、みきのかちとす、, くさ〳〵の花のたもとをむつましみのもりはみるといさたわれなん, 五番, 右勝、, こわくきこゆ、右哥、た, 左, 左哥、つゆはそめ、いみしくき〓, ゆきもり, せいしもやするとかや、野もりは花なとをおらせしとてもるにやはあらむ、おほつかなき事かな、さらは、, 左まさとき, とふひの野もりいてゝ見よ、なといはむ事は、心たかひてや候へからん、かれこそは、わかなゝれは、心し, 右勝、ゆきもり, まさとき, もひてよめるにや、さらは女郎花とゝりわかすして荒涼也、, ひあそはむは、あなかちに野もりせいすへしともきこえす、又、花の中、をみなへしのあるにたはれはとお, てかさま〳〵の、といはさりけんとくちおしうきこゆ、又、野もりにはゝかる事は何事そ、もしおりとらは、, らさらむ人にもつませしとも、思へけれ、但、野のぬしのもらする野守にや、さらはよし、これは花にむつ, くれの事にて、いまはめなれてなにとも聞えす、右謌は、くさ〳〵の、といへる文字なたらかならす、なと, ○コヽニ、同上、又判云、左哥、はしめに、露はそめ、といひては、次の句に、霧は、とやをくへからん、, きゝあきらめさらんかきりは、持とそ申へきノ十行アリ、, たをそ、かれかやうに定なしといふへき、又、秋のゆくかたをまねくといへる事やあらん、しらぬ事なれは、, ○作者ヲ、同上、式, ○作者ヲ、同上、刑, ○コヽニ、同上、顯, 部少輔正時ニ作ル, 部少輔行盛ニ作ル、, 季判云ノ四字アリ、, ○きノ一字、, 同上ナシ, それならは、證としかたし、されと、何となく歌めきたれは、勝ともや申へからんノ八行アリ、, ともかうも申かたし、もしよりつなか、まねくや秋ををくるなるらんとよめる哥を思てよめるにや、, きりたつ野へ、といへる詞、いひしらぬににて、あしうきこゆるなり、藤はかまを風にほころふとは、あ〓, たをそ、かれかやうに定なしといふへき、又、秋のゆくかたをまねくといへる事やあらん、しらぬ事なれは、, の人をまねくは、風にしたかふ物なれは、風のふくらむ方をこそまねく、といはむとおもはゝ、風のふくか, ○コヽニ、同上、又判云、左哥、はしめに、露はそめ、といひては、次の句に、霧は、とやをくへからん、, きゝあきらめさらんかきりは、持とそ申へきノ十行アリ、, くれの事にて、いまはめなれてなにとも聞えす、右語は、くさ〳〵の、といへる文字なたらかならす、なと, らさらむ人にもつませしとも、思へけれ、但、野のぬしのもらする野守にや、さらはよし、これは花にむつ, もひてよめるにや、さらは女郎花とゝりわかすして荒涼也、, てかさま〳〵の、といはさりけんとくちおしうきこゆ、又、野もりにはゝかる事は何事そ、もしおりとらは、, ひあそはむは、あなかちに野もりせいすへしともきこえす、又、花の中、をみなへしのあるにたはれはとお, 右タマシヰ, ココロアリ, 右勝, 又判ハ持ト, 五番, 元永二年七月十三日, 二九一, 元永二年七月十三日

割注

  • ○作者ヲ、同上、式
  • ○作者ヲ、同上、刑
  • ○コヽニ、同上、顯
  • 部少輔正時ニ作ル
  • 部少輔行盛ニ作ル、
  • 季判云ノ四字アリ、
  • ○きノ一字、
  • 同上ナシ
  • それならは、證としかたし、されと、何となく歌めきたれは、勝ともや申へからんノ八行アリ、
  • ともかうも申かたし、もしよりつなか、まねくや秋ををくるなるらんとよめる哥を思てよめるにや、
  • きりたつ野へ、といへる詞、いひしらぬににて、あしうきこゆるなり、藤はかまを風にほころふとは、あ〓
  • たをそ、かれかやうに定なしといふへき、又、秋のゆくかたをまねくといへる事やあらん、しらぬ事なれは、
  • の人をまねくは、風にしたかふ物なれは、風のふくらむ方をこそまねく、といはむとおもはゝ、風のふくか
  • ○コヽニ、同上、又判云、左哥、はしめに、露はそめ、といひては、次の句に、霧は、とやをくへからん、
  • きゝあきらめさらんかきりは、持とそ申へきノ十行アリ、
  • くれの事にて、いまはめなれてなにとも聞えす、右語は、くさ〳〵の、といへる文字なたらかならす、なと
  • らさらむ人にもつませしとも、思へけれ、但、野のぬしのもらする野守にや、さらはよし、これは花にむつ
  • もひてよめるにや、さらは女郎花とゝりわかすして荒涼也、
  • てかさま〳〵の、といはさりけんとくちおしうきこゆ、又、野もりにはゝかる事は何事そ、もしおりとらは、
  • ひあそはむは、あなかちに野もりせいすへしともきこえす、又、花の中、をみなへしのあるにたはれはとお

頭注

  • 右タマシヰ
  • ココロアリ
  • 右勝
  • 又判ハ持ト
  • 五番

  • 元永二年七月十三日

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  • 二九一
  • 元永二年七月十三日

注記 (50)

  • 1372,691,56,1639つゆはそめきりたつのへのふちはかまふく秋風にほころひにけり
  • 883,857,53,1216ましゐこゝろあるとをもちて、みきのかちとす、
  • 1122,680,58,1707くさ〳〵の花のたもとをむつましみのもりはみるといさたわれなん
  • 1614,681,55,107五番
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