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と云人あり、上人、たそととはれたりけれは、西行と申ものにて候、法華結縁, 乃ために參て候、今き日くれ候、一夜此御庵室に候はんと之參て候といひ, 人にしらをしとおもひて、法花會もはて、坊へ歸りけるに、庭に物申候はん, やうに、事なくて宜と三ケ所まで判じ給ふは、よく〳〵の事ならではとな, 會に西行まいりて、花の陰なとなかめありきける、弟子とも是かまへ之上, ぞ申されし、俊戌卿の判に、ことなくて宜しと三ケ所迄此歌合を判給、六百, かしらを打わるへきよし、はね乃あらましにて有けり、弟子とも、西行す天, 番千五百番の判の詞の多にだにも重説はなきを、纔に三十六番の内に、同, 〓れは、上人、うちにて、手くすねを引そ、おもひにる事叶童る體にて、あかり, 心源上人語云、文學上人は、西行をにくまれけり、其故, かしこにうそぬきありく條、にくき法師なり、いつくにても見あひたらは、, 下の名人なり、もしさる事あらは可爲珍事となけきけるに、或時高尾法花, り、宜事彼本意なればこそと、をしはかられて有難由、法印くれ〴〵申され, は、遁世乃身とならは、一すちに佛道修行の外不可他事、數寄をたそて、こゝ, し、, 〔井蛙抄, 雜談略、, 六〇上, ヲ惡ム, 文覺西行, 天下ノ名, 人, 建久元年二月十六日, 四八
割注
- 雜談略、
- 六〇上
頭注
- ヲ惡ム
- 文覺西行
- 天下ノ名
- 人
柱
- 建久元年二月十六日
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- 四八
注記 (24)
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