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をはつせやみねはさくらにうつもれて入逢のかねに匂ふ山かせ, 山さくらさきにけらしもみよしのゝ八重たつ雲に匂ふ春かせ, ゆく春の名こりやすらふ村雨におる手露けき山吹の花, おしみこしおなし名殘のゆかりとて花の道より春や行らん, 郭公はつ聲さそへをとは川せき入る水の波のたよりに, いく年の天津日影にさらすらんたかてつくりの布引の瀧, 春の行みよしの川の瀬をはやみせくもかひなき花の岩波, 夏きてもまたゆみはりの月草のうつりやすくもくらす春哉, すきにけり春も程なくしゐておる昨日の藤の露もひぬまに, せきかくるをたの苗代水すみて畔こす波にかはつなく也, 臼鳥のさきさか山の岩つゝしいはねと春の色はみえけり, 深山出ていつれのさとを契るらん曉ふかき、ほとゝきす哉, 五月雨に水ゆきまさる飛鳥川淵瀬もみえぬ浪の通路, 夏, 同ジ、, ○風雅, 和歌集, 之二, 建保四年二月是月, 九八四
割注
- 同ジ、
- ○風雅
- 和歌集
- 之二
柱
- 建保四年二月是月
ノンブル
- 九八四
注記 (20)
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