『大日本史料』 6編 10 貞和2年8月~貞和3年11月 p.134

Loading…

要素

頭注ノンブル

OCR テキスト

あやめ草引てあまたに沼水の濁て暫しすむ程もなし, けかぬまの思寐に見る花なれは夢路にさへそ猶待れける, 夢路にはさたかにもなき時鳥今一聲を寐覺にそ待, 行春の名殘をしたふ〓にや猶おほろなる有明の月, 足曳の山の櫻や咲ぬらん空にしられて匂ふ春風, 神山の杜の下草蹈ならし待日かさなる郭鳥か邪, 昨日こそ春は暮しにぬきかへて花の香遠き夏衣かな, よそなから咲すふ花の色見えて隔て厭はぬ峯の白雪, 雪は尚跡もみえ鳬散積る花にそ迷ふしかの山越, 夕やみのころとしらすは月影にまかへてみまし庭の卯花, 吹まよふ風のまに〳〵散敷てむら〳〵積る花の白雪, ぬらぬまも雲のゆきゝはとたへねは月影うとき五月雨のころ, 咲かゝる花にさなから埋れて松こそ藤の梢なりけれ, おしとたにいはぬ色とて山吹の花散里の春そくれ行, 夏十首, 夏十首, 南朝正平元年北朝貞和二年閏九月十日, 一三四

頭注

  • 夏十首

  • 南朝正平元年北朝貞和二年閏九月十日

ノンブル

  • 一三四

注記 (18)

  • 297,665,62,1922あやめ草引てあまたに沼水の濁て暫しすむ程もなし
  • 1818,660,56,1922けかぬまの思寐に見る花なれは夢路にさへそ猶待れける
  • 413,666,63,1927夢路にはさたかにもなき時鳥今一聲を寐覺にそ待
  • 999,659,58,1929行春の名殘をしたふ〓にや猶おほろなる有明の月
  • 1701,653,57,1933足曳の山の櫻や咲ぬらん空にしられて匂ふ春風
  • 529,658,60,1929神山の杜の下草蹈ならし待日かさなる郭鳥か邪
  • 766,662,59,1921昨日こそ春は暮しにぬきかへて花の香遠き夏衣かな
  • 1584,660,57,1925よそなから咲すふ花の色見えて隔て厭はぬ峯の白雪
  • 1349,660,58,1930雪は尚跡もみえ鳬散積る花にそ迷ふしかの山越
  • 650,663,56,1929夕やみのころとしらすは月影にまかへてみまし庭の卯花
  • 1467,659,59,1928吹まよふ風のまに〳〵散敷てむら〳〵積る花の白雪
  • 180,677,59,1913ぬらぬまも雲のゆきゝはとたへねは月影うとき五月雨のころ
  • 1113,659,60,1929咲かゝる花にさなから埋れて松こそ藤の梢なりけれ
  • 1234,664,57,1924おしとたにいはぬ色とて山吹の花散里の春そくれ行
  • 882,803,56,198夏十首
  • 884,297,43,128夏十首
  • 1934,725,45,774南朝正平元年北朝貞和二年閏九月十日
  • 1938,2474,40,109一三四

類似アイテム