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心せよやよひの山のうす霞花かあらぬか雲そ色つく, 春へさくおほくの花の中になとあたなるたねの櫻なるらん, 夜のまにや花の下ひもとけぬらん朝こちふけは梅かゝそする, 見ても又あかぬこゝろのあくかれて木ことにおしき花の色哉, こきなるゝ春の霞のうら舟も浪ちたとらぬ夕暮そなき, 風わたる谷のふるすの花のかにさそはれかへるうくひすの聲, つく〳〵とすかのねなかき春の日も花さかぬまそくらしわひぬる, たをらしな人のかきねの梅花我にてしりぬおしき心は, 夕霞みねたちのこすかひもなく春はおほろにいつる月影, 我おもふ心つからに鶯のはなををそしと聲のきこゆる, ぬふといふ春の柳のかた糸のほころひやすき梅の花かさ, 雲まよふ遠山さくらさきぬとも嵐のをよふ里やしるらん, 春きてもまたうらわかし山里のかきねをつたふ鶯のこゑ, たちこむる空にや冬ののこる覽霞よりふる春のあは雪, 寶治二年雜載學藝, 一六三
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- 寶治二年雜載學藝
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- 一六三
注記 (16)
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