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いつれ尚みたれかまさる牙風にしのふもちすり宮城のゝ露, かたみとも後には忍へもろき身の露こそかれめうへししら菊, かきりあれはみねよりうへに月深てかたしく空に殘る山かせ, ならの葉に時雨をとしてそよ更に月の名におふ空としもなし, 鐘ひゝく松は岡邊にかくろへてあかしの月そ浪にすみゆく, をくれてもさきにほふ花ときくからに身を忘るゝもうき程そかし, あさきかたにみるへくもあらす染かへてうき世を秋のみねの梢は, つみからすかたみはかりにおり過る山路の菊の霜ないそきそ, きのふはといひし時雨のふるとはいつくの山も秋はおほえて, 軒ちかきかきほのもみちこゝろをも我にへたてぬ秋をそめつゝ, とにかくに物おもはする月にこそ〓はりしるき老もそふらめ, 雪玉集〕十四文龜元九十三夜雜言冠置一字, つくはねの新桑〓に曳糸のふしなれぬ間にたえむとやする, 明石浦, 筑波山, 夜ノ御詠, 九月十一, 永正十六年八月二十六日, 四一六
頭注
- 夜ノ御詠
- 九月十一
柱
- 永正十六年八月二十六日
ノンブル
- 四一六
注記 (19)
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