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時しもあれわれそ思ひの秋の月老に〓はる數にもれても, 世にちらせ此長月の十日あまりみよとをきける露の〓の葉, をのゝえの朽し山路の秋のきて身を忘れては君そみるへき, 法師の閼伽たてまつる花もみち折ちらしてもおしけくもなし, みぬ世まて思ひしるらん宮の中の秋をさそなと菊の上の露, 待さとのいつくは有ともあきの空みる人からを月やわくらん, なか月の名におふかけもみさりしは時雨し袖や世におほひけむ, あたし世の色香の外にそめをける心この葉のあきをとはゝや, 北にすむ谷の扉の木々の色も分て時雨る方やみすらん, かたしきの雲をは袖にはらはせて山風またす月やすむらん, かれゆくはなへての花の露の上を菊になかけそ萬代のあき, つれもなきためしにきくの花ならはみやまの松の霜の後まて, 綸言のわすれかたきを花に思ひ月にしのひて秋もいぬより, 待出てふくるを月もしたふらんみる人からの袖のわかれに, この事を聞し召て、御製を座主の宮にたまはせし、, 御製ヲ賜, フ, 永正十六年八月二十六日, 四一八
頭注
- 御製ヲ賜
- フ
柱
- 永正十六年八月二十六日
ノンブル
- 四一八
注記 (19)
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