『大日本史料』 10編 1 永禄11年8月~同12年2月 p.785

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ぬと、取廻きたる軍は肝をけし、色を失ひ、逃支度をしあへり、歌しらぬ者の, 俄なる事なれは、馬に事かく事も有へし、馬計にても上られぬ道なれは、馬, なしとは此事也、信長公敵の色めくを御覽し、臆病風のやまぬさきに衝て, はや御上洛有つれと、大名小名さそひもあへす、我も〳〵と指上る有樣、な, 良將を一人えたれは、悦いさみて、一人當千の氣となり、強將の下には弱兵, 者も有へし、然ともやすらふ事はなるへからす、戰場のくるしみのみなら, 定家におそるゝかことく、信長公一人の武者におそれて、數千騎も籠りた, す、修羅道のかなしひ、目の前に歴然たり、扨六條には、信長公すてに籠り給, そひ、まくさ、ぬか、わら、鑓、長刀、弓、鐵炮、兵粮持する人足、具足甲は身に著たれ, とも、夜の物まて用意せられねは、遠路の陣はつとめかたし、跡の妻子のは, るやうにおちをのゝくも理ならすや、公方の御手勢五百人に過されとも, にゝたとへんかたもなし、侍ほとなるくるしき者は世にはあらし、其中に, くゝみまて、平性しをきなくは成へからす、其時俄に人しれす、はらいたむ, 湯つけをさら〳〵とまいり、はや軍のてたてを仰出さる、岐阜には、殿こそ, 寺へかけいらせ給ひけれは、甚感悦ありて、いたきつかせ給ひしとなん、御, 永祿十二年正〓〓日, 七八五

  • 永祿十二年正〓〓日

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  • 七八五

注記 (17)

  • 765,657,76,2199ぬと、取廻きたる軍は肝をけし、色を失ひ、逃支度をしあへり、歌しらぬ者の
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