『大日本史料』 10編 8 元亀2年雑載~3年3月 p.215

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此由を告て加勢を乞ければ、泊中務少輔・由比大學助・元岡右衞門大夫・田尻・桑原等馳合, せ、大將を延さんと命を不惜喚叫て戰ひたり、馳違ふ人馬の足音ハ、雷の鳴渡るが如く、鐵, 戰ける間、進士兵衞命から〳〵好士岳に引取にけり、了榮も急難を遁て高祖に歸りぬ、進, 將進士兵衞逃難く見えければ、馬場越後守手の者を走らかし、臼杵か味方近邊の郡士に, 打出て、泊又太郎・馬場越後守を案内者として、混ら合戰を以中通を打廻る、高祖よりの, 斥候の者、小金坂より是を見て、高祖へ角と告ければ、富田・有田・水崎・中島・西鬼木等、, 鑓合に成て亂合ふ、臼杵が兵〓立られ、手負死人數を不知、殘者共不怺、一度に颯と引、大, 士兵衞ハ、了榮を討漏し、剩敗軍に及ひし事あかす口惜くや思ひけん、同廿八日好士岳を, 有けれバ、敵の中へ破て入、七縱八横に切廻る程に、臼杵が兵不怺して四角八方へ逃てけ, に討つへう見えけり、され共、木原・萩原・大原・中嶋・笠・大田以下一人當千の兵共馬廻に, り、結句追討に打れ、進士兵衞危かりけるを、奈良崎將監・行弘右京・市川甚左衞門懸隔て, 池田河原に落し合て、撰を吐と作る、臼杵方にも撰を合て一矢射違ふる程こそあれ、頓て, 今津より歸りけるに、伏兵所々より一度に起り、眞中に取籠たり、了榮不意の事なれば、既, 爰かしこの茂み林に兵を伏せ、今や〳〵と待かけたり、了榮ハ斯とも不知、參詣事終り、, 元龜三年正月二十八日, 二一五

  • 元龜三年正月二十八日

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  • 二一五

注記 (16)

  • 404,645,60,2167此由を告て加勢を乞ければ、泊中務少輔・由比大學助・元岡右衞門大夫・田尻・桑原等馳合
  • 293,644,61,2168せ、大將を延さんと命を不惜喚叫て戰ひたり、馳違ふ人馬の足音ハ、雷の鳴渡るが如く、鐵
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  • 859,644,59,2158斥候の者、小金坂より是を見て、高祖へ角と告ければ、富田・有田・水崎・中島・西鬼木等、
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