『大日本史料』 11編 8 天正12年8月 p.29

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判斷に依れば、遙に安土の美しき市及び城に勝れり、市の廣さは、既に一レ, グワを越えたり、右は筑前殿の不在中に、是等の物を悉く見る機會を有し, る評判を、己に收めん爲め、一切の手段を用ひたり、此の如くして、大坂の城, 運にして、古來日本に在りし最も有名なる君にして大將たる信長の後を, 繼ぎたるが故に、己の威嚴を増す爲めに、全力を盡して、其權威を増し、又諸, 人の心を己に向はしめ、世人が信長の華美、人物并に政治に就きて有した, 國は、其血統の故に、彼の手に入りたるにあらざれども、彼は今身分高く好, だ美麗なるザシキの黄金を以て飾りたるものあり、此所より緑の野及び, 及び市の建築并に同所に來りて建築せる日本の領主達の宮殿は、一般の, 美しき河を見ることを得、此座敷は多種の繪を以て飾れり、其中に天然物、, り、之に接して庭あり、樹木ありて甚だ優美なり、他方に在る一の高所に、甚, の衞士の善き住宅あり、筑前殿は甚だ高き血統の武士にあらず、日本の王, き位置に數個のザシキあり、料理所の用をなせり、又茶の湯の美しき家あ, 又日本及び支那の古き歴史畫あり、右の外古き城壁の中に、家人及び兩城, 然石、草木あり、一年四季の變化を示し、多くの自然物を備へたり、又甚だ好, 觀ハ安十, ニ勝ル, 城市ノ美, 金ノ座敷, 天正十二年八月八日, 二九

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  • 觀ハ安十
  • ニ勝ル
  • 城市ノ美
  • 金ノ座敷

  • 天正十二年八月八日

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  • 二九

注記 (21)

  • 405,635,65,2177判斷に依れば、遙に安土の美しき市及び城に勝れり、市の廣さは、既に一レ
  • 284,644,67,2175グワを越えたり、右は筑前殿の不在中に、是等の物を悉く見る機會を有し
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