『大日本史料』 12編 8 慶長十六年三月~同年十月 p.319

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喰ふたり飮たり、人にくれて遣ひなくせしものを、引負とて勘定を立よと, 米はやりたるか能と云けるを、ひらに無用にせよと叱りけれ共、情の強き, や、何か有て、千俵貳千俵の勘定をするものそ、家老や勘定か、是非取らねば, 呼て、其時に取返せといへ、我此外いふ事なし、罷歸て此通を眞直にいへ也, 止に思ひけるに、千石計の此所を、代官せよと云付られし程の奇特の事哉, 年か寄て、心か直てあるものよと思ひしに、代官せよとは、くれる事といふ, 事と思ひ、皆身か遣ひ果したるそ、今思ひ合せたる事有、身か内の兵右衞門, 秋の五穀物とて、糟ても藁でも、遣はせぬぞ、さうするか曲事ならは、松江へ, なる心得違ひこそと、大笑ひしてける、扨又家老や勘定人等か、如何樣にい, 聞ぬといりゝ、此源右衞門か首に繩をつけ、引すり行てとれといへ、又來る, 奴にて、百俵貳百俵を時々遣しける、夫は遣ィしあまりし米を殿へ參らする, へはとて、殿かくれすす云ものを、誰か御無用といふへきや、何我三年の間、, か、松江へ米を出すといふを、何事に松江へ米を遣ることそといふは、餘る, れしは、能つらの皮にてはなきや、あのつれにては、〓切殿の冥加の程も笑, と思ひけるを、逆さまに合點して、引負けるの、盜けるのと云か、やれ腹の皮, 慶長十六年六月十七日, 三一九

  • 慶長十六年六月十七日

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  • 三一九

注記 (17)

  • 715,611,61,2223喰ふたり飮たり、人にくれて遣ひなくせしものを、引負とて勘定を立よと
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