『大日本史料』 12編 20 元和元年五月 p.186

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もなくて、町繪の金屏風引たるを見ては、美しきやうに目を驚かすそ多か, に、宮殿金の間なとの起ふしの住居を強に羨しと思ふにも叶ひ侍らねは, 子紙の甚厚かよに、箔の多きを專要として、うつ事は疎かにしはよ程に、松, せめて手跡を成とも、金銀の上にのほせて、生前の思出にせはやと思ふな, らんかしと云にれハ、ふるき人傍に有くいひによき、此箔紙乃元來をこそ, も、畿内近國の經師の上巧に課せて調へしむるに、此紙猶も箔すくなしと, もて來つらん、又箔紙の色紙短册を好みてかけるは、是も下けまの輩の心, 某よく存知て侍れ、慶長の初つかた迄ハ、故實を傳ふと覺えて、今松花堂御, 君乃御寵愛甚しかよによりて、乳母小臣なとのはからひとして、御手習紙, 好みて誂へぬよ比より、かくは成來り侍り、此比色紙乃よしと云るは、鳥の, よ、是下さまの人の金銀珍しき眼に崇めつ〓たま固執にて、人の手跡をあ, にき、いやか上に箔を乃へ侍りき、かゝお程に、近習外樣より奉れ〓進上に, かめ求むるにも、金銀をちりはめのるは無禮なるへしと意得て、かくは成, 花堂の嫌ひ給ふ無極の惡紙とき成たりとかたりし、けもや有たむ、, 物語乃法にかはる事なかりし、秀頼公御手習はしめ有し比より、御母堂淀, 紙ニ箔ヲ, 故實失セ, 置キシヨ, リ色紙ノ, 秀頼手曰, タリトノ, 説, 元和元年五月八日, 一八六

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  • 紙ニ箔ヲ
  • 故實失セ
  • 置キシヨ
  • リ色紙ノ
  • 秀頼手曰
  • タリトノ

  • 元和元年五月八日

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  • 一八六

注記 (24)

  • 1792,627,59,2220もなくて、町繪の金屏風引たるを見ては、美しきやうに目を驚かすそ多か
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