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帝の御子なりと申、我意我儘を振舞、銘々權威を爭ひ、終に晉の世は兄弟のために亂れ申, 座候、此四徳備らざれば慈悲も仁政も姑息と申ものに成り、婦女の小兒を哀憐するごとく罷, 人二る瑣細の事迄行屆やうに世話致さんとすれは、心計疲勞して畢こは精神盡て大病を引, 成候る廣く及不申候、又晉の代ニは兄弟多大國の大名に取立置候、此大名とも何レも我は先, て政務の害に罷成候、古人も天下を治は小鮮を烹ごとしとたとへ申候、小魚を鍋に入置て其, 候、是全く天子の權威薄く相成候故の事ニ候、, 候、天下の君は寛仁大度を躰にそなへ、英明獨斷の用なくては一日も安く經べからず、寛仁, とは廣く慈悲を施し、大度とは小事にかゝはらず夫々役人に申付手をおろさず、英明とは臣, 台徳院樣ニ老能此所を御心得遊し、越前・越後兩家を姑息を以御なづけ、威を以御服し遊し, 帝など皆其才智にまかせ、大臣らを疑て瑣細之小事迄自身骨を折、終に病を起し子孫又衰申, 下の善惡を見分ると申事ニ候、獨斷とは決斷の場に至ては衆人の詞に不迷して定申候事に御, 烹加減を試、數度ニ鍋の内へ箸を入動候得し其魚潰れ申候、天下は廣ものこて候得老、自身, 起候、其節は先祖兩親へ不孝に相成候、天下も其苛政に苦み衰亂を致候、秦の始皇・隋の文, 候、一門は他家の手本こて、一門みだれ候ては法令も立不申候、又三年の間父の道を改めず, 御事と天下一統難有がり罷在候、乍然あまり細かに御世話御座候得老差支多く相成、萬事滯, 天下ノ君ハ寛, 仁大度英明獨, 斷ノ四徳ヲ兼, 徳川秀忠ノ孝, バ政務ノ害ト, 些事二拘泥ヤ, ナラン, 備スベシ, 道, 嘉永六年六月, 八五
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- 天下ノ君ハ寛
- 仁大度英明獨
- 斷ノ四徳ヲ兼
- 徳川秀忠ノ孝
- バ政務ノ害ト
- 些事二拘泥ヤ
- ナラン
- 備スベシ
- 道
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- 嘉永六年六月
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- 八五
注記 (26)
- 624,651,57,2252帝の御子なりと申、我意我儘を振舞、銘々權威を爭ひ、終に晉の世は兄弟のために亂れ申
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- 1747,653,57,2254て政務の害に罷成候、古人も天下を治は小鮮を烹ごとしとたとへ申候、小魚を鍋に入置て其
- 510,650,57,1121候、是全く天子の權威薄く相成候故の事ニ候、
- 1182,648,57,2255候、天下の君は寛仁大度を躰にそなへ、英明獨斷の用なくては一日も安く經べからず、寛仁
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