『大日本史料』 1編 3 延喜元年11月~8年雑載 p.193

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丞相は神に通し給へりとは、人しりたりけり、, まし〳〵けるとかや、, かしくて、顏より火の燃出たるやうにこそおほえけれ、それよりしてそ、菅, においては、鬼神の次たる者哉、とのは賢才の士にはおはせす、矯傍ある人, の垣根ごとにみえけれは、氣霽風梳新柳髮と詠したりけれとも、次の句を, に嬉しくて、急き菅家に參て、良香こそ羅生門にて詩作りたれと申て、我物, は案じ煩たりけるに、羅生門の上より、大にしはかれたる聲にて、氷消浪洗, 人の物はほしけにおはするかな、上の句こそ良香の詞とも覺ゆれ、下の句, 舊苔鬚とそ付たりける、良香身の毛も立ておそろしかりけれとも、さすか, る、御すかたのみならす、はなち給ふに、ひとつもはつれさりけれは、都良香, たし給ひたる御質、養由かひちつき、斯や有けむと、めもあやにそ見奉りけ, にておはしけるこそあさましけれと仰られけれは、良香餘に心うくはつ, より始て、人々おとろきあさみ申けり、やかて其年三月廿三日にや、叡束し, かほに、氷消の句をも申つゝけたりけれは、菅丞相うち笑せ給ひて、あはれ, 其年の春、都良香羅生門を通りけるに、春風暖に、麹塵絲を亂せる柳の家々, ○中, 略, 都良香ノ, 詩ヲ評ス, 延喜三年二月二十五日, 一九三

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  • ○中

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  • 都良香ノ
  • 詩ヲ評ス

  • 延喜三年二月二十五日

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  • 一九三

注記 (21)

  • 258,641,70,1358丞相は神に通し給へりとは、人しりたりけり、
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  • 1202,636,75,2216は案じ煩たりけるに、羅生門の上より、大にしはかれたる聲にて、氷消浪洗
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